矢井田 瞳
i/can fly tour 2003 at 東京国際フォーラム (2003/6/6)

この日は会社の一斉有休取得日だったため、一緒にライブに行く友達と昼間から遊んでました。平日の真昼間から銀座でランチ食べて映画観てカフェでお茶して・・・と、とても贅沢な休日を過ごしてました。そしてメインイベントがこのライブ。私にとってヤイコのライブは初めてでした。

会場は1ヶ月ぶりの国際フォーラム。相変わらず綺麗な会場です。今回の座席は2階の10列目。国際フォーラムで2階席は初めて来たが、上から会場全体を見下ろすとまあ広い広い。キャパ5000人以上入るじゃないかと思いました。

早速席につくが、一日遊んで疲れたため友達と共にその場で爆睡(笑)。そして開演予定から10分ほど過ぎた頃、場内が暗くなるとともに、大歓声があがる。ステージにはサポートメンバーが出てくるのがうっすらと見えた。そしてサポートギタリストにライトが当たり、エレキギターが鳴り響く。オープニングナンバーはCreamed potatoes。そしてバンドの音が加わるとともに、ステージが明るくなり、ステージ脇から駆け足でヤイコ登場。もちろん裸足です。すんげー歓声でした。ヤイコのファンってそんなに熱狂的な人はいないんじゃないかと思ってましたが、とんでもなかったですね。

ヤイコの声はCDで聴く以上に澄んでてとーーっても綺麗。また、途中の「Wahhhhhhhhh!!!!!」の部分もきっちり叫んでくれてました。お客さんのボルテージはその時点で最高潮かのような盛り上がりでした。

続いては同じくアルバム「i/flancy」からイントロのシンセが印象的なDizzy dive。タテノリな曲だが、メロディラインがとっても綺麗でアルバムの中でも3本の中に入るくらい大好きな曲です。それに加えて国際フォーラムに響くヤイコの歌声はとても気持ち良くって、私も初っ端からピョンピョン飛び跳ねてました。

いきなり思いっきり盛り上がったところでMC。

ヤイコ「こんばんは!ヤイコです。えー東京公演、ほんと楽しみにしてましたぁーー!」
観客「(歓声)」
ヤイコ「2階ゲンキーーーー?!」
観客2階「(歓声)」
ヤイコ「1階のうしろゲンキーーーー?!」
観客1階「(歓声)」
ヤイコ「前の方ゲーーンキーーーー?!」
観客1階「(歓声)」
ヤイコ「すごい熱気ですね。あのー照明さん、せっかくなんで、明るくしてもらえますか?」

ヤイコがそう言うと場内の照明が明るくなった。

ヤイコ「わぁーー、丸見え(笑)。ちょっと聞いてみようかな。ヤイコのライブ初めてって人は?」

私を含めて2階席では7割くらいの人が手をあげていた。ちょっとびっくり。でもちょっとまわりのお客さんに親近感も沸く(笑)。

ヤイコ「あー結構いっぱいいるねー、2階席はほとんど初めてだ(笑)。えー今日は初めての人もそうでない人も最後まで、熱く、盛り上がっていきたいと思います!では聴いてください"Ring my bell"。」

そして私が最近のヤイコの曲の中では最も好きなRing my bellへ。思わず一緒に歌ってしまいました。そして思わず帰ってすぐ着メロをダウンロードしてしまいました(笑)。今僕の携帯の着メロはこの曲です。

続いては2nd Album「Candlize」から贅沢な世界へ。そして再び最新アルバムからChange your mind。この曲を歌いこなすのは相当難しそう。それを完璧に歌いこなすヤイコ。さすがプロですね。

そして東芝DVDレコーダーのCMとしても有名な未完成のメロディが演奏されたところでMC。

ヤイコ「えー、メンバー紹介します。ほんと、素晴らしい・・・世界に誇れるメンバーです。」

この日のメンバーはギター、ベース、キーボード×2、パーカッション、ドラムス、そしてブラス隊が2人という構成。驚きだったのがキーボードがミスチルのサポートでも有名な浦さんだったこと。ヤイコファンには御馴染みらしいですが、僕は知らなかったんで思わず「おおーーー」と口に出してしまいました。

ヤイコ「ほんとみんな仲良くってね、こないだね、メンバーが夢に出てきたんですよ。みんなで温泉旅行に行ってる夢(笑)。でね、旅館とかって普通部屋に和菓子が置いてあるでしょ?でもね、ウチらが部屋に入ったら和菓子がなくってね。それを見た(ギターの)西村さんが「和菓子がなあぁぁぁーーーい!!」って言って机をひっくり返して怒ってるの(笑)」
観客「(爆笑)」
ヤイコ「あと最近なぜか涙もろくってねー。今日もね、昼の1時に化粧水つけながらボーっと昼ドラ観てたんですよ(笑)。」
観客「(笑)」
ヤイコ「そしたらね、笑わなくなった子供が、最後には笑うっていう話でね・・・・もう、号泣ですよ(笑)」
観客「(笑)」
ヤイコ「(ドラマ)観た人いる?」

ここで2階席の人が手あげてたが、僕は「絶対ウソだろ(笑)」って思ってました。

ヤイコ「じゃ今日は号泣ライブで!(笑)」
観客「(笑)」
ヤイコ「こないだもね、名古屋の水族館行って来たんですよ。そこでイルカのショー見たら涙出てきちゃって(笑)」

すると2階席から「名古屋水族館行ったよーーー!!」の声が。

ヤイコ「あ、ほんと?名古屋水族館行ったんだ。・・・ってめっちゃ個人的な会話をしてしまいました。すみません(笑)」
観客「(笑)」

なんとも和やかなMCである。また、大阪弁だったせいか、ヤイコの存在がとても身近に感じることができた。
そして会いたい人手と涙と、グッと聴かせて見るものを惹きつける曲が続く。手と涙はほんと名曲だと思う。聴いたことない人はぜひ1度聴く価値ありです。

曲が終わるとヤイコが笛のようなものを手にしてMC。

ヤイコ「レコーディングでアイルランドに行って来たんですよ。私アイリッシュ音楽とか前からすごく好きで。すごくいいところですよ。でね、民族楽器とかいっぱいあって、私も思わず買ってしまいました(笑)。今日はせっかくなんで1曲やってみようと思います。」

浦さんとヤイコの2人で1曲カバーを演奏。その楽器から奏でられる綺麗な音に思わず観客からも拍手が沸きあがる。
すると曲が終わったところでヤイコがポツリと一言。

ヤイコ「日本ではどこにでも売ってる楽器なんで、よかったら買ってみてください(笑)」
観客「(爆笑)」

日本でも買えるのかよっ、と心の中でツッコミを入れたのは私だけではあるまい(笑)。

続いてはi really want to understand you。これも名曲。子守唄にもなりそうな優しい歌声だった。

そしてライブは後半戦を迎えるというところでヤイコから一言。

ヤイコ「えー、4月末にニューシングルを出したんですが、みなさん聞いていただけましたでしょうか」
観客「(歓声)」
ヤイコ「普段はギターやピアノで曲を書くことが多いんですが、今回の曲はドラムを叩きながら浮かんできたメロディをそのまま曲にしてみました。では聴いてください。孤独なカウボーイ 。」

これは今までのヤイコにはなかった曲調で新鮮だった。

続いて明日からの手紙が演奏されたかと思いきやヤイコが観客を煽る。そしてB'coz I Love Youへ。一気に場内が盛り上がる。さらにNot Still Overママとテディアンダンテと、怒涛のように盛り上がる曲をたたみかける。これは反則ですよ(笑)。

そしてトドメはMy Sweet Darlin'。初めて生で聴く「ダーリンダーリン」に思わず感動。お客さんの盛り上がりがハンパなかったです。僕も興奮しすぎてわけわかんなくなってました。

そして本編ラストに向けてMC。

ヤイコ「今日はみんなの声がね、ここ(耳元)で聴こえるよ。そしていつもより熱ーい!」
観客「(歓声)」
ヤイコ「では、最後にみんなに届けたい曲があります。聴いてください。i can fly。」

ツアータイトルでもある曲。何度も何度も、まさに空高く飛んでいくかのような透き通った声で「i can fly」と歌い上げる。

演奏が終わり、「ありがとーう!」と言ってメンバーがステージを去っていった。すぐさま場内からはアンコールが。

そしてメンバー再登場。メンバーのほとんどが今回のツアーTシャツを着ていた。演奏されたのはBuzzstyle。以前僕の日記でも書いた記憶がありますが、これ上手く歌いこなせたら気持ちいいだろうなー、なんて思いながら思わず一緒に口ずさんでました。
演奏が終わるとドラムのソロが流れる。そこでヤイコが叫ぶ。

ヤイコ「2階ゲンキーーーー?!」
観客2階「(歓声)」
ヤイコ「1階もゲンキーーーー?!」
観客1階「(歓声)」
ヤイコ「みんなゲーーーンキーーーー?!」
観客「(大歓声)」

Buzzstyleで盛り上がったところへキターーーーーーーー!!Look Back Again。私はこの曲が聴ければもう満足だと思っていたのでイントロ流れた瞬間鳥肌たちました。最っっっ高です。この曲ライブでチョーーー盛り上がりますね。今度カラオケで歌ってみようっと。
演奏が終わり、最後のMCへ。

ヤイコ「ありがとーーーう!」
観客「(大歓声)」
ヤイコ「さっきも言ったけどなんか今日はみんなの声がほんとここ(耳元)で聴こえる。しかも・・・あっつーーーい!!」
観客「(大歓声)」
ヤイコ「えー、次で最後の曲です。」
観客「(ええーーー!!!)」
ヤイコ「いいともみたい(笑)。」
観客「(笑)」
ヤイコ「また、みんなにライブで会えるのを、楽しみにしています。ほんと・・・最高でした。」

ここで観客からはあちこちからすごい歓声があがる。

ヤイコ「みんな泣かそうとしてるやろ(笑)」
観客「(笑)」
ヤイコ「ほんとありがとう。では聴いてください。Life's Like A Love Song。」

大歓声とともにラストの曲。
もはやヤイコのライブのシメとして定番となっている曲でもある。もちろん私は生で聴くのは初めてであったが・・・あまりの美しさに言葉を失いました。観客全員での大合唱はまさに涙モノ。この一体感というのは他では味わえないものでしょう。

演奏が終わると「ありがとなーーーー」と優しい言葉をかけるヤイコ。
大歓声に包まれながらライブは幕を閉じた。



矢井田 瞳
i/can fly tour 2003 at 東京国際フォーラム (2003/6/6)

  1. Creamed potatoes
  2. Dizzy dive
  3. Ring my bell
  4. 贅沢な世界
  5. Change your mind
  6. 未完成のメロディ
  7. 会いたい人
  8. 手と涙
  9. i really want to understand you
  10. 孤独なカウボーイ
  11. 明日からの手紙
  12. Girl's Talk
  13. B'coz I Love You
  14. Not Still Over
  15. ママとテディ
  16. アンダンテ
  17. My Sweet Darlin'
  18. i can fly
    Encore.
  19. Buzzstyle
  20. Look Back Again
  21. Life's Like A Love Song


-おわりに-

予想以上だったと言うにふさわしい今回のライブ。最後のLife's Like A Love Songは、ぜひ生きている間に皆さんにも1度経験して欲しいです。それくらいこの曲での会場の一体感というのは素晴らしいものがありました。

また、一番聴きたかったBuzzstyleとLook Back Againがアンコールで演奏されたというのも個人的に興奮度倍増でしたし(笑)。いやーーー良かった。絶対次も行きますね。というかやっぱりこれだけのファンを惹きつけるというのは、歌はもちろんですがヤイコの人柄ですね。今回のライブでつくづく思いました。ほんと優しい性格の持ち主なんだなということがよくわかりました。つーかとりあえず可愛いです(笑)、ヤイコ。

しかし国際フォーラムでのライブはいいライブばかり。全国のアーティストの皆さん、これからは全部国際フォーラムでやりませんか?(笑)

では、一緒に楽しんだ皆さんお疲れ様でした。また次のツアーで会いましょう。
2003.6.13 youhei


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