SUMMER SONIC '04 -1日目- at 千葉マリンスタジアム/幕張メッセ (2004/8/7)

もはやフジロックに並ぶロックフェスとなったサマソニへ参加。昨年は初日だけだったんですが、今年は2日間とも参戦してきました。

8月7日(土)。夏真っ盛り。朝から気温はどんどん上昇し、マリンに着いた頃には30℃を越えていた。そして早速お目当ての1つである、氣志團のステージへ。

  氣志團
千葉マリンスタジアム
午前11時頃。千葉マリンに到着し、早速アリーナへ向うとなんとCOMPLEXの「BE MY BABY」」が。これは氣志團の入場テーマになっているらしい。しかし今の若い人達はCOMPLEXなんて知らないでしょう(笑)。そして大盛り上がりの中、メンバー登場。このクソ暑いのに長袖の学ランです。天晴れ。

ほとんどの曲に振り付けがあって、曲も盛り上がるナンバーばっかりで。One Night Carnivalのイントロが流れたときには場内まさに怒号のような大歓声。僕も生「アッフゥ!!!!」を初体験。楽しかったーー。曲の途中で「今まで何百回も演奏してきたけど、今日は、20年、30年経っても忘れられないOne Night Carnivalにしたい!!!!!!」とMCをはさむ翔。 さらに恋人スゥインギン・ニッポンといったヒット曲オンパレード。洋楽ロックバンドがひしめくサマソニにおいて、しっかりと自分達のジャパニーズロック魂を見せ付けてくれた素晴らしいステージでした。単独公演も行きたくなってきたぞ!

  PENNYWISE
千葉マリンスタジアム
氣志團の後はそのままマリンに残り、スタンド席へ移動。もはやベテランの域に達したPENNYWISEの登場である。

とにかく激しすぎ!スタンドからアリーナ席を観ていたらもうぐちゃぐちゃで。思わず「あーあ」ってつぶやいちゃうくらい大変なことになってました。MCでは何度も「1,2,3、ダーー!!」を繰り返し客席大盛り上がり。なんだかスタンド席にいたらうずうずしてきちゃって、途中からアリーナへ移動しました。そして後半ではなんとSTAND BY MEをカバー。もちろんハードロックバージョンで、これがまためちゃくちゃカッコイイ!

  THE WILDHEARTS
千葉マリンスタジアム
そしてTHE DARKNESSのピンチヒッター、THE WILDHEARTSの登場。もともとダークネスとはプライベートでも仲良しみたいで、突然の出演交渉にも快く応じてくれたらしい。母国では問題児と騒がれているらしいが、イカしたナイスガイである。

突然の出演だっただけに、ファンもまばら。だから僕は思いっきり前の方で観戦しましたよ。SONIC SHAKEとかやってくれなかったけど、彼ららしいパワフルなステージで満足。でもチケット売り切れた後で出演が決まったから、行けなかったワイルドハーツファンの人は残念だったでしょうね。単独公演に期待。

  稲葉浩志
千葉マリンスタジアム
そして稲葉の登場。果たしてサマソニファンに稲葉は受け入れられるのか?稲葉登場前から周りは次に出てくるSUM41目当ての人だらけ。しかし僕はひたすら前へ前へ行く。おかげで信じられないような位置で稲葉のステージを観ることができた。あんなところから稲葉を見れるなんてもう二度とないでしょう…。

chopsticksにのって稲葉がピンクのタンクトップ姿で登場。意外にも大きな歓声があがる。結構楽しみにしてるファンいたみたい。そしていきなり新曲の正面衝突へ。ここではさすがにSUMファンもタテノリで盛り上がってました。MCは「どうもこんにちは」の一言だけ。CHAINではソロライブのときと同じように観客が「NaNaNa...」と歌う。曲も全然聴いたことのない20歳前後の人達が一緒になってCHAINを歌う光景はちょっと感動的だった。AKATSUKIが終わるとそのまま「どうもありがとーう!!」と言いながら愛なき道へ。計10曲。約40分にわたる稲葉のステージは幕を閉じた。

<<稲葉浩志セットリスト>>
1.chopsticks
2.正面衝突
3.Here I am!!
4.arizona
5.Wonderland
6.O.NO.RE
7.CHAIN
8.TRASH
9.AKATSUKI
10.愛なき道
結論としてサマソニファンがどれくらい稲葉の音楽に興味を持ってくれたかはわからないが、今回の稲葉の姿勢には男気を感じた。B'zでもソロでもあれだけのファンがついてきているのに、あえてサマソニという茨の道にチャレンジした姿に心底感服してしまった。そういえばいつかインタビューでも言ってた。「ブーイングとか受けても構わないからいろんなとこに出てみたい」って。あれだけのキャリアの持ち主なのに新しい世界へ打って出る姿勢にはまさにロックスピリットを感じた。今日の稲葉は今まで観たライブの中でも最高にカッコ良かったぞ!!

  SUM41
千葉マリンスタジアム
そしてサマソニには3年連続の登場となるSUM41。稲葉のときにほぼアリーナ最前列にいた僕も、さすがに身の危険を感じてステージ開始前には後方へ退避。そしてメンバーが登場するととんでもない大歓声。周りはやはり10代後半から20代前半のファンが多い。

ボーカルの人が黒髪で登場してちょっとびっくり。でもアホなノリは全然変わってなくて。「オレの、チ○コ、デカイ!」など意味不明な爆笑MCも炸裂。僕はまだアリーナ後方だったから良かったけど、それでもモッシュの被害に何度かあって大変。こういうライブは男はいいけど女の子は可愛そうだなってつくづく思う。

とりあえず結論としてはやっぱりSUMみたいな現代パンクは自分の肌には合わないなってこと。みんな同じに聴こえちゃうんだよね。ファンもただ勢いだけで楽しんでる風にしか見えないし。

  AVRIL LAVIGNE
千葉マリンスタジアム
もはや夕刻に差し掛かり、いよいよクライマックスへ近づいていく。スタジアムはラストのGREEN DAYファンも混じってぎゅうぎゅう詰め状態。そんな中、AVRIL LAVIGNE、迷彩着て登場。

TVで観るより実物の方が可愛い。っていう定番のセリフをそのままあげたいです。ホント可愛かったですよ。やっぱ歌もウマイし。ヤイコをもうちょっとだけロックにした感じでした。ただ、幕張でのTMGが観たかったため最初の数曲で千葉マリンから退散。いざ、幕張のロックステージへと向う。

  BRIDES OF DESTRUCTION
幕張メッセ
幕張メッセの中は涼しくて気持ちよい。しばらくメッセ内に設置してあるモニタでアヴリルのステージを観る。ドリンクを飲み干した後、ロックステージへ。既にBRIDES OF DESTRUCTIONのステージが始まっていた。

これはバリバリのアメリカンハードロックバンド。この日聴いたアーティストの中では一番好きな音でした。途中、モトリークルーのLIVE WIREをカバーしたときにはとんでもない盛り上がりになってました。彼らの単独来日公演も楽しみです。

  TMG
幕張メッセ
そしてこの日のシメはTMG。みんなGREEN DAY目当てのファンが多かったようで、幕張はこの時間帯は比較的空いてました。その分、稲葉と同じように、ありえない位置からライブを見ることができました。これもフェスの醍醐味です。

オープニングはEverything Passes Away。いきなりかよ。アルバムの中でも一番好きな曲です。その後アンコールのOH JAPANに至るまで、ひたすらロックンロールショウ。日米モンスターバンドの共演は想像以上に素晴らしかった。ただエリックが喉の調子が悪かったのか、高音が全然出てなくって、観ててとてもつらそうでした(笑)。OH JAPANもオリジナルよりキーが下がって演奏されてたし。とにもかくにも9月の武道館を楽しみにさせてくれるライブでした。
<<TMGセットリスト>>
1. Everything Passes Away
2. I wish you were here
3. Signs of Life
4. TRAPPED
5. I Know You by Heart
6. RED, WHITE AND BULEET BLUES
7. WONDERLAND
8. THE GREATEST SHOW ON EARTH
9. KINGS FOR A DAY
10.NEVER GOOD-BYE
  Encore.
11.OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜

B'zがそれぞれソロで出演するという意味でも話題を呼んだ一日目。ここでは氣志團とB.O.Dが自分にとっては掘り出し物というか、新たに興味を持たせてくれるアーティストでした。この日観戦したアーティストは合計8組。フェスでは1日で多くのアーティストを生で見ることができるから、自分の好きな音楽はもちろん、今まで聴いたことなかったような人達も聴けるのが嬉しい。

そして怒涛の2日目へと続きます。

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