東京スカパラダイスオーケストラ
STANDING TOUR 2003 "HIGH NUMBERS" FINAL at 東京ベイNKホール(2003/6/14)

スタンディングツアーファイナル。会場は東京ベイNKホール。東京ディズニーランドから歩いて数分のところにある。舞浜駅から直通バスが出ていたのでそれを利用し会場へ。綺麗な海を見ながらディズニーシーの駐車場横を通り過ぎ、ヒルトンホテルの隣にあるNKホールに到着したのは17時を少し過ぎた頃でした。すでに整理番号順に入場は始まっていた。さすがに外観はとってもキレイで、聖闘士星矢に出てきそうな建物でした(笑)。

入り口で知人と待ち合わせ早速場内へ入る。私の整理番号はアリーナAブロック400番台。会場はアリーナ部分がA、B、Cブロックに分かれており、それをスタンド席が取り囲むような作りになっていた。入って第一印象は、なんかほんと小学校の体育館みたいだった(笑)。それでもキャパは7000人くらい入るようで。私が入場したときは特にスタンド席とかまだガラガラだったが、開演時間になるとギッシリ満員状態だった。

開演予定の18時30分から15分ほど過ぎた頃、スウェーデンの城が流れてくると、アリーナでまったりしていたお客さんが大歓声とともに一斉に前の方へ動き出す。私もつられて前の方へ移動。
しかし薄暗いブルーの照明の中、メンバーが続々と姿を現すこの登場シーンは何度見ても鳥肌モノ。体温が確実に5℃くらいあがってますよ(笑)。

そしてオープニングナンバーはThe Last Bandolero。いきなり北原さんがトロンボーン振り回しまくったりして場内大盛り上がり。そして(WE KNOW IT'S)ALL OR NOTHINGで大爆発。川崎のときはスペース的にも一杯一杯な状態だったんですが、今回はそれほど前の方にもいかず、スペース的にも余裕があったので思う存分暴れまくりました。さらにPut On Fresh Sexへ。挑発的なサウンドに思わず叫び声をあげる。そしてA Quick Drunkardはイントロの部分をカットした状態で始まった。「Pump it up!!」という叫びから一気にメインメロディへ。踊りながら歌うのはほんと体力いります。この時点で私はもうグダグダ(笑)。この日のために着ていったJUSTATシャツもびしょぬれでした。でも、こんな楽しく汗かけるならほんといくらでもOKです。

そして谷中さんのMCへ。

谷中「こんばんは!トウキョウスカパラダイスオーケストラです!!!」
観客「(大歓声)」
谷中「えー、ツアーもファイナルを迎えました。が、全然ファイナルって感じがしません!しかし隣にはディズニーランドあるのに、みんななんでこっち来たの?(笑)」
観客「(笑)」
谷中「わかってるよ。みんなスカパラが好きなんだろ?」
観客「(大歓声)」
谷中「俺もそんなお前らが大好きだー!」

すんごいうろ覚えですが、こんなことを言ってたような気がします。全然違ってたらごめんなさい(笑)。

そしてGAMOさんのカウントダウンスタート。Randezvous In Space!だ。ここで本日最大の驚愕事件発生。間奏の「left,right...」の部分でなんとGAMOさんが宙を飛んだ!(笑)そして空中で「left,right」。まさかの出来事に場内大爆笑&大歓声。そのまま左右に大きく揺れたままずーっとMCしてました(笑)。

演奏が終わった後もどよめきが治まらない。そんな観客を尻目に24 Hours To Skaへ。さらにRAISE IT ALLNatty Paradeと、思わず笑い声をあげたくなるくらいの楽しい曲が続く。ラストはまたしても「オイ!オイ!」というかけ声とともにテンポアップ。一体どこまで速くなるんだと思うくらいのハイスピードサウンドに場内大興奮。

息切れ状態で中腰になっていたところへ何とNARGOさんのピアニカ登場。いつもとは違うメロディが流れたかと思ったら、すぐさま聞き覚えのあるメロディへ。この状態でSKA ME CRAZY!・・・お、俺を殺す気か(笑)。グロッキー状態の自分に渇を入れて無我夢中で飛び上がる。歌いまくる。スペース的に余裕があった分、今日は私もいつもの1.5倍(当社比)飛び上がってました。

Rule Of DangerOcean To Ocean、そしてMoments In Heavenと落ち着いたと思ったらなんとここでインターセプター。一気に会場のテンションがあがる。みんな手を横に振ってました。さらにさらになんとカナリヤ鳴く空。そしてボーカルはNARGO!去年の武道館で一度聴いたが、やっぱりこの人歌うまいです。キーもオリジナルのままだったし。
演奏が終わり、歓声に包まれる中、谷中さんMC。

谷中「みんな、楽しんでる?」
観客「(歓声)」
谷中「俺いつも早口だって言われるから(笑)、今日はゆっくり喋ろうと思う。なんか話す事がたくさんあって、つい早口になっちゃうんだよね(笑)」
観客「(笑)」
谷中「えー、今日がツアーの最終日なんだけど、これが終わったら今度はヨーロッパツアー行きます。全部で8箇所、回ってきます!」
観客「(歓声)」
谷中「イギリスのグラストンベリーってとこ、15万人くらい集まるとこでも出演が決まりました。」
観客「(おおーー!!)」
谷中「まぁ俺らがやるのは800人くらいのところなんだけど(笑)」
観客「(笑)」
谷中「でも、日本を代表して行ってくるから、みんなも日本から応援しててくれ!!」
観客「(拍手&歓声)」
谷中「こないだのヨーロッパツアーの時はね、まだナンバーワンじゃなかった。でも去年、DOWN BEAT ALLEYで1位を取ったから、これで日本一のスカバンドだって言える!」
観客「(拍手&歓声)」

そして茂木さんのMCへ。

茂木「ツアーも今日で最後だけど、全国を回って、色んな夜がありましたよ、ねぇ、川上さん?」
川上「(しばし無言)・・・・わりぃ、聞いてなかった(笑)」
観客「(爆笑)」
茂木「・・・これもひとつの夜なのか?」
観客「(爆笑)」

そして茂木さんのタイトルコールとともに銀河と迷路へ。MCで落ち着いた場内が一気に盛り上がる。相変わらずこの曲を聴くと私の頭の中には福山雅治と松嶋菜々子の姿が(笑)。
そしてLover's Walkのムーディーなサウンドに酔いしれたところでブラス隊が退場。そして沖さんが短くMC。

沖「ぶちかまします。美しく燃える森
観客「(大歓声)」

ブラス隊を除いた5人のメンバーでの演奏。オリジナルに比べるとだいぶ落ち着いたサウンドだったが、サビで一転。沖さんの「ぶちかます」という言葉通り、激しい曲調へ。体が自然とリズムに乗る。
続いて「DOWN BEAT ALLEY」からONE EYED COBRA。さらにここで沖さんの口笛とともに喜びのあまり思わず私は両手をつきあげた。フィルムメイカーズ・ブリード〜頂上決戦〜だ。楽しい曲だけじゃなくってこういった挑発的な曲も大好きだ。

テンションあがりまくったところで追い討ちをかけるかのようにWRECKIN' BALLへ。もう大変です。全身汗だくで、風呂上りで体拭いてないような状態になってました(笑)。
さらに蟻たちの夜。息があがって歌うのもつらい状態でしたが、最後まで声振り絞って歌いました。

そしてラストはやっぱりDOWN BEAT STOMP。もうヘトヘトな状態にも関わらず、自然と体が動き出す。もう、これは人間の本能ですね。楽しいことには自然と体はついていってしまうものなんですよ。

あっという間に本編終了。谷中さんが「ありがとう!!」と言ってステージを去る。すぐさま場内からはアンコールの嵐。

5分ほどたった頃、メンバー再登場。大歓声に包まれる場内。そして谷中さんのMCへ。

谷中「アンコールどうもありがとう!!」
観客「(大歓声)」

谷中さんの「ディズニーランドには夢があるけど、ここには嘘がない!!」などのMCで大盛り上がり。さらに嬉しい展開へ。

谷中「今日は(ツアー最後なんで)全員に喋ってもらいます!!」
観客「(大歓声)」
谷中「まずはギター、加藤隆志!!」

大歓声に包まれて加藤さんがスーっとマイクの前に立つ。

加藤「あー・・・・・・・話すことないな(笑)」
観客「(笑)」
加藤「(場内を見渡して)すげーな、これ」

この後、挑発的な感じで「ヨーロッパ行ってくるぜー!!!」とか喋ってたと思うんですが、忘れてしまいました。

谷中「続いてはパーカッション、大森はじめ!!」
観客「(拍手&歓声)」
大森「いやー、でも隣にはプーさんとかさ、チップとかいるのに、何でこっち来たの?(笑)」
観客「(笑)」
大森「えー、今日で国内でライブやるのは最後です。」
観客「(えーー!!)」
大森「ウソだよ(笑)。また来ます。楽しかった!ありがとう!」

スカパラ一の美形、大森さん。歓声も一際大きかったように思います。

谷中「次はドラムス、茂木欣一!!」
観客「(拍手&歓声)」
茂木「えー、ツアーやってきていろんな夜がありましたが、無事最終日を迎えることができました。ほんと、ファイナルなんだけど、終わりって感じがしないね。またヨーロッパから帰ってきたらまた一歩先のスカパラをお見せできると思います。」

いつも思うのだが、いい意味で普通っぽい、アーティストっぽくない喋り方が好きです、欣ちゃん。

谷中「ベース、川上つよし!!」
観客「(拍手&歓声)」
川上「歯ァ磨けよーーーー!」

いかりや長介かよっ(笑)、と心の中でツッコミ入れました。確かに雰囲気似てるかも(笑)。

谷中「そしてキーボード、沖祐市!!」
観客「(拍手&歓声)」
沖「楽しかったぞこのやろ〜〜〜!!」
谷中「俺ほんとに沖は世界一だと思う。」

沖ファンの僕としてはすげー嬉しかったです、この言葉。

谷中「トランペット、NARGO!!」
観客「(拍手&歓声)」
NARGO「(笑いながら)あの・・・ほんと、みなさん、カッコイイですね。」

今にも吹き出しそうな表情で笑いながら喋るNARGOさん。観てる方もつられて思わず笑ってしまう。

NARGO「全国どこに行ってもカッコイイ人達ばっかりで・・・みんなに暖かく、見守られながら、最後を迎えられて、ほんと、嬉しいです。」

最後まで笑いを必死にこらえるNARGOさんを見て場内爆笑。

谷中「トロンボーン、北原雅彦!!」
観客「(拍手&歓声)」
北原「いやいやいやいや・・・・いやいやいやいやいや!こんな大きいホールに私の甲高い声が響き渡るのもなかなかないことでございますが」

この「いやいやいや・・・」だけで場内大爆笑。

北原「えー、ヨーロッパツアーが始まりますが、ベルギーではワッフルを食べ、フランスではアンジェリーナの本店へ行き、そんな感じで、甘党にはたまらないヨーロッパの旅を楽しんでこようと思います!」

この日イチバンと言っていいくらい、お客さん大爆笑。ここまで甘党キャラを突き通す人も凄い(笑)。

谷中「アルトサックス、アジテートマン、冷牟田竜之!!」
観客「(拍手&歓声)」
冷牟田「足が治らないまま最後まで来てしまいましたが、無事、ツアーを終えることができました。みんなからもらったパワーを、ヨーロッパに持っていきます。」

最初のクラブチッタ川崎からこのNKホールまで、ずっと松葉杖つきながら頑張ってきた冷牟田さん。場内からは暖かい拍手が沸きあがる。ちょっと涙腺が熱くなりました。ちくしょーみんなカッコ良すぎだ。

谷中「そしてついにブーム到来!!!!この人1人でディズニーランドに勝った!!!!テナーサックス、ミスターGAMO!!」
観客「(爆笑&歓声)」
GAMO「・・・キュー!」

そう言ってステージ脇のスタッフに向かって合図を出すGAMOさん。しかしもう宙を飛ぶはずもなく・・・(笑)。

谷中「もう飛ばねーよ(笑)」
GAMO「あれ?なんか前半飛んでたような気もするけど、夢かな?」

今回のツアーで完全にGAMOブームが到来したようです。川崎での「Sweet G」、そしてNKホールで宙を舞うGAMOさんを見た僕の中では既に大ブーム(笑)。

GAMO「ありがとーう、楽しかったよ!」
観客「(拍手&歓声)」
谷中「そしてバリトンサックス谷中敦。今日はどうもありがとーう!!」

そして谷中さんが「東京スカパラダイスオーケストラ!!!!」と叫ぶと同時にドラムがなり響く。スキャラバンだ。皆狂ったように踊りまくる。アンコール待ちの間に体力回復した僕もこれで最後だと思い、力の限り踊りました。

しかし、演奏が終わるとなんとそのままMONSTER ROCKへ!これは嬉しい誤算。メンバーもステージ上で暴れまくる。特に冷牟田さんの叫びからサビへ入る展開は鳥肌モノ。私も血管がぶちきれた状態になり、意味不明な叫び声とともに飛びまくる。

大興奮に包まれ、ライブは終了。谷中さんが「どうもありがとう!」と言ってステージを去るメンバー。欣ちゃんは客席にドラムスティックを投げ入れてました。最後に大森さんがTシャツを脱いで客席に投げると場内からは悲鳴のような歓声が(笑)。

気が付けば全身びっしょりで、呆然と立ち尽くしてる自分がいました。何はともあれ、ツアー終了。メンバー、スタッフ、そしてファンの皆さん、ほんとにお疲れ様でした。



東京スカパラダイスオーケストラ
STANDING TOUR 2003 "HIGH NUMBERS" FINAL at 東京ベイNKホール(2003/6/14)

  1. The Last Bandolero
  2. (WE KNOW IT'S)ALL OR NOTHING
  3. Put On Fresh Sex
  4. A Quick Drunkard
  5. Randezvous In Space!
  6. 24 Hours To Ska
  7. RAISE IT ALL
  8. Natty Parade
  9. SKA ME CRAZY
  10. Rule Of Danger
  11. Ocean To Ocean
  12. Moments In Heaven
  13. インターセプター
  14. カナリヤ鳴く空
  15. 銀河と迷路
  16. Lover's Walk
  17. 美しく燃える森
  18. ONE EYED COBRA
  19. フィルムメイカーズ・ブリード〜頂上決戦〜
  20. WRECKIN' BALL
  21. 蟻たちの夜
  22. DOWN BEAT STOMP

  23. Encore.
  24. スキャラバン
  25. MONSTER ROCK


-おわりに-

Tシャツを絞ると汗がポタポタ・・・(笑)。こんなに汗かいたのは学生の頃のマラソン大会以来じゃないかっていうくらい。スカパラのライブばっか行ってたら絶対痩せますよ。ダイエットしたい人、ぜひオススメです(笑)。

あー、でもこれでツアー終わっちゃったなぁ。次にワンマンライブが観れるのはいつになるんだろう、と思うとちょっと寂しい気もします。イベントとかにはたくさん出るみたいですけど、やっぱりスカパラだけのライブってのは関東近辺ではもうしばらくないので。下手したら今年はもうワンマンライブはないんじゃないかな。

そういえば帰りの京葉線の電車内はディズニー帰りの人達とスカパラ帰りの人達でごったがえしていましたね。後で聞いた話では、同じ会社の友達が同じ日にディズニーシーに行ってたらしく、ニアミス発覚。
また、帰りは地元で飲んだんですが・・・まじでスカパラのライブ後のビールは最高ですよ(笑)。

では一緒に楽しんだファンの皆さんお疲れ様でした。また次のライブで会いましょう。
2003.6.22 youhei


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