稲葉浩志
LIVE 2004 〜en〜 at 横浜アリーナ(2004/7/22)

稲葉浩志初のソロツアー。会場はミスチル以来の横浜アリーナ。

関東地方は連日の猛暑が続き、この日もただ立っているだけでも汗が出てくるような状態。この日は午前は横浜、午後は千葉で仕事だったため、何だか馬鹿げた話だが横浜と千葉を往復する形に。しかも時間がギリギリになってしまったため、結局新横浜駅までは東京駅から新幹線で行くことに(笑)。もちろん初めての経験でしたよ。まさか新横で降りるなんて。

新横浜駅に着いたのはちょうど18時頃。改札で友人と待ち合わせ早速会場へ向う。新横浜には最近仕事でも何度か近くを訪れていたため、駅から会場までの道のりもはや見慣れたものだった。

私の席はアリーナD19列。勿論最前列だったミスチルに比べたらステージからの距離は遠かったが、それでもこれだけ間近な距離で稲葉さんを見るのは初めてだった。開演前から否応なしに気分は高まっていく。

18時30分になると、場内に「まもなく開演」のアナウンスが流れた。とともに拍手と歓声がわきあがる。すると突然プレスリーみたいな外国人の声で曲が流れ始めた。どよめきに包まれる場内。誰の曲なのかはさっぱりわからなかったけど。そしてその曲が終わるとともに、場内の照明が少しずつ暗転していく。たちまち場内はオールスタンディング状態に。

いよいよ、稲葉浩志LIVE 2004 〜en〜 の幕開けである。

一体1曲目は何なのか、と必死に耳を傾ける。するとステージ上にうっすらと青いライトが照らされるとともに、聞き覚えのあるエレピの音色が響いた。すぐにピーンときた、とともに心の中で歓喜の声をあげた。しばらくはイントロが続いた後、ステージ中央に赤いライトが照らされるとともに、稲葉が「イェーーーーー」という叫び声が響き渡ると一気に場内は大歓声に包まれる。冷血だった。

この日の稲葉の衣装は白いシャツに紫っぽいパンツをはいていた。また、ステージ上には薄い垂れ幕のようなものがかかっていたと思う。そして稲葉のちょうど真上あたりに大きく稲葉の顔写真が浮かび上がっていた。

しかし1曲目が冷血とは。この曲はマグマのオープニングナンバーでもある。ということはつまり稲葉本人のソロ作品としても1番目の曲ということになる。そういうことを考えれば今回の初のソロツアーで1曲目に冷血を持ってくることは然るべきだったのかもしれない。そしてこの曲は私にとってマグマの中でも大好きなナンバーなだけに1曲目から完全に虜になってました(笑)。

続いてはドラムのカウントから激しいエレキギターが鳴り響く。ステージがパァーっと一気に明るくなった。Here I am!!。待ってましたと言わんばかりに大歓声があがり、興奮状態に包まれる。稲葉が歌いだすと、スクリーンが2分割され、それぞれステージの斜め上方に移動。そしてそこには稲葉の歌っている表情がはっきりと映し出されたためまたしても場内大歓声。
しかもここで稲葉が歌いながら、私がいる側とは反対側のステージ端にゆっくりと歩き出す。もちろん近くのファンはとんでもないことになっていた。そして私がいるサイドへ稲葉がやってきた。少しずつ稲葉の姿が大きくなる。私は自分の中で血液が沸騰するのを抑えることができなかった。

演奏が終わると今度はくちびるへ。マグマと志庵から交互に演奏されていく・・・うわーたまんねー(笑)。そしてこの曲ではステージ両端に大きな布が垂らされ、そこに稲葉と外国人の女性がほとんど裸で抱き合っているような写真が映し出される。女性ファンは一体どんな気分だったんだろう(笑)。たぶん人によってはかなりショッキングな映像だったと思う。しかし私はそういう演出よりも曲に没頭してしまっていた。くちびるの曲の素晴らしさと稲葉の歌声に圧倒されっぱなしだった。

そしてお待ちかねのMCへ。

稲葉「こんばんはいらっしゃーい。」
観客「(笑&歓声)」
稲葉「みんな元気でしたか?」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「今日も暑いですけど、僕も今日は腹の底から歌って、頑張りたいと思います。今日は皆さん最後まで楽しんでいってください。」

するとイントロから「Sha la la la....」と歌いだす稲葉。全く予想外だったarizonaへ。ほんと久しぶりに聴いたけど、歌詞は自然と出てきたので気が付いたら稲葉と一緒に歌っていた。もうマグマの曲は体にしみついているんです。

演奏が終わるとJazzyなピアノが鳴り響く。いつしかそれは聞き覚えのあるイントロに変わっていた。Touchだった。稲葉が歌いだすとステージ上には赤い縞模様の照明が照らされる。間奏で拍子とテンポが変わるアレンジはやはり何度聴いても素晴らしい。そして何と言っても稲葉の囁くような「・・・Touch」はマジで鳥肌モノ。危うく同性愛に目覚めてしまいそうになるくらい(笑)。ライブ前半では間違いなくベスト1な曲だった。

続いてはドラムの音色だけが鳴り響く。これはリズムとピッチで何の曲だかわかった。予想通りベースの音色が重なる。眠れないのは誰のせいだった。コレはホント稲葉にしかできない曲だと思う。このアレンジはB'zではできないよなぁ。「あぁ何というオーデコロン」というところで稲葉がオリジナルよりゆっくりしたアレンジで歌っていた。

演奏が終わりステージが暗くなる。すると突然のピアノの音色にのせて稲葉が歌いだした。これも今回のライブでの大きなサプライズの1つ。I'm on fireだった。まさか聴けるとは思わなかったのでびっくり。しかも演出が素晴らしくて・・・。稲葉が歌いだすとともに、少しずつ、ステージ上に用意されていたロウソクに火が灯っていく。最終的には何十本ものローソクがステージ上の稲葉を照らす形になる。「その手を離しちゃいけなーい!!」と絶叫する稲葉。ローソクに囲まれながら歌い上げるサマはまた曲とマッチしていてホント感動した。最後はまたゆっくりとローソクの火が1本ずつ消えていく。素晴らしすぎてただため息が出るだけだった。

演奏が終わると拍手と大歓声に包まれる場内。そしてあちこちから「稲葉さーん」とか、時には男の声で「コウシーーー!!!」という歓声が響き渡り、場内はささやかな笑いに包まれる。

ステージ上が明るくなると、そこにはアコースティックギターを手にした稲葉が。ステージ上のスクリーンにはアコギをいじる稲葉の姿が映し出される。そして再びMCへ。

稲葉「えー、今まで一方的に曲を演奏してしまいましたが、みなさん大丈夫ですか?」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「トイレ行きたい人ー!」
観客「(爆笑)」
稲葉「苦笑いしないでください(笑)。えーっと・・・・どうしましょうか?」
観客「(笑)」

「どうしましょうか」って言われても(笑)。女性ファンは特に「抱きしめて欲しい」とか「2人っきりになりたい」とかいろいろしたいことあるでしょうけど。

稲葉「歌いたい?」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「1回皆さんの声、聞かせてもらっていいでしょうか?」
観客「(歓声)」
稲葉「あの、一番後ろのほう、声聞こえる?」

そう言うと一番後ろの客席の方から物凄い大歓声があがる。そして一部のファンから「稲葉さーーーん!!」と歓声があがると稲葉さんが「はーーい。」と答えて、場内爆笑。

稲葉「えー・・・、ファミレス午前3時という曲があるんですが」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「あの、パンフレット見てもらえるとわかるんですけど・・・パンフレットのね、9ページ目見てくれる?」
観客「(笑)」
稲葉「まさかコンサートに来てパンフレット買わない人なんていないよねー!?」
観客「(爆笑)」
稲葉「(ガッコの先生みたいな口調で)はい、9ページ開いてー!」
観客「(爆笑)」
稲葉「持ってない人はすぐ買ってきてくださーい!」
観客「(爆笑)」
稲葉「あの、その9ページ目にですね、その「ファミレス午前3時」の、僕が手書きで書いた歌詞が載っているんですけども、あの、そこには「ファミレス午前4時」と書いてありましてですね。いつから4時から3時になったのかわかりませんが(笑)」
観客「(爆笑)」

ちなみに今回のパンフレットには「ファミレス午前3時」以外にも、「波」、「Seno de Revolution」、「Soul Station」の手書きの歌詞が掲載されていた。まさに稲葉が試行錯誤しながら歌詞を考えている姿が目に浮かんでくるようだった。そしてそこにはしっかりと「ファミレス午前4時」と書かれていた(笑)。

稲葉「あの、ちなみにね、その9ページ目に書いてある歌詞、それ間違ってるんで、見ないでください!」
観客「(爆笑)」
稲葉「それ見ると間違って歌っちゃうから(笑)。・・・じゃ、やりますか(笑)。」
観客「(拍手&歓声)」

そしてアコギを弾きながらファミレス午前3時を歌いだす稲葉。そして一番が終わると「はい、みんなの番!!」と叫ぶ稲葉。するとスクリーンに何とカラオケみたいに歌詞が映し出される。思わず笑いながらも歌い上げるファン。もちろん私はここぞとばかりにめちゃくちゃ歌いましたよ。しかも間奏の「FuFuFu〜・・・」の部分では稲葉さんが「はい、フフフね!」とか言うもんだから場内爆笑。その後も「まだフフフね!」とか言うから、もうこっちは笑いすぎて歌える状態じゃなかった(笑)。

ラストのサビは稲葉さんも一緒に歌って場内全員で大合唱。演奏が終わると大きな拍手に包まれる場内。

稲葉「「いいね。自分の演奏に乗せてみんなが歌ってくれるっていうのは、とても気持ち良いもんです。レパートリー増やしちゃおうかな!」
観客「(笑&歓声)」
稲葉「でもまだそんなに持ち曲ないんで(笑)。」
観客「(笑)」

ふとステージ上を見ると、今までいなかった2人の男性が立っているのが見えた。そして稲葉さんから予想外のセリフが。

稲葉「えー、ここで、ゲストを紹介したいと思います。DOAの大田君と徳永君です。みんな、DOA知ってるよね!?」
観客「(拍手&歓声)」

どうやら徳永暁人君と大田紳一郎君らでDOAというバンドを結成していた模様。私は全然知らなかった(笑)。大田君は昨年のBIG MACHINEツアーでコーラスをつとめた人物。徳永君は説明するまでもなく、B'zの楽曲のアレンジャーとしてここ最近の曲のほとんどを手がけているベーシスト。

DOA「昨日に引き続き、また遊びにきちゃいました」
稲葉「いいよ、かっこいいから」
観客「(爆笑)」
稲葉「あの、DOAは「火の鳥のように」っていう非常に良い曲をですね・・・・まぁここで宣伝すると僕の曲が売れなくなってしまいそうなんであまり言いませんが。」
観客「(爆笑)」
稲葉「ちょっと聞いていいですか。DOAっていうのは3人組ですよね。「A」は徳永暁人の「A」でしょ。「O」は・・・え、大田?こっちは苗字なの?(笑)」
DOA「あ、そっちは適当で(笑)」
観客「(笑)」
稲葉「今日は、「D」はどうしたの、「D」は?」
DOA「あの、本当は3人でやるんですけど、「D」はプロのレーシングドライバーで・・・今はちょうどシーズン中で、全日本GT選手権に出場していて」
稲葉「(間髪入れずに投げやりな口調で)へぇーそりゃすごいや!」
観客「(爆笑)」

稲葉さん、自分で聞いたくせに投げやりな態度だったもんだから、場内大爆笑。この人ってこんなに面白い人だったっけ?と目を疑うような光景が繰り広げられる。

稲葉「えー、じゃあDがちょっと忙しいみたいなので、今日は「KOA」ということで、やってみたいと思います。」
観客「(笑&歓声)」
稲葉「僕はそんなに車の運転うまくないけど」
観客「(笑)」
稲葉「これからバンバン売り出していきたいと思いますのでよろしくお願いします!」
観客「(爆笑)」
稲葉「ゼロからスタートするつもりで頑張ります!」
観客「(笑)」
稲葉「・・・・・・・曲、やります?(笑)」
観客「(笑)」
稲葉「えー・・・どうですか?あの、ちょっと準備してる間適当に何か喋ってましょうか(笑)」
観客「(笑)」
稲葉「・・・・・・・・まぁ特に話すこともないんですが(笑)」
観客「(爆笑)」
稲葉「じゃあ、やるか!・・・・・やりまーす!(笑)」
観客「(笑&歓声)」

そして演奏されたのはDOAのカバー曲火ノ鳥のように。Wonderlandと同日に発売された楽曲である。コーラスに大田さんと徳永君という何とも贅沢なサポートで演奏された。徳永さん作曲のロックサウンドで、「飛び出したい 火の鳥のように」という歌詞だったのは覚えている。それにしてもDOAといい、flow-werといい、B'zのサポメン経験者が続々とバンドを立ち上げていく。B'z本人達にとっても喜ばしいことだろう。

続いてはこれまた予想外、I AM YOUR BABYへ。ここでもDOAの2人は残ってコーラスを担当していた。これはまた気持ちよかったなぁー。演奏が終わると稲葉さんと観客が拍手でDOAをお見送り。2人は手を振ってファンの歓声に応えながら退場していく。

再びステージが暗くなる。すると静かにオルガンの音色が流れてきた。初めは聞き覚えのないフレーズだったが、オルガンから始まる曲といえば、あの曲しかない、と私はこの時直感していた。しばらくすると予想通りあのイントロが聴こえてきた。Soul Station。マグマの中でも3本の指に入るほど大好きな曲。マイクスタンドの前に仁王立ちしながら「誰の言葉も届かなーーい!!!」と絶叫する光景は感動のあまり鳥肌が立った。

さらにマグマからのグレイトなナンバーが続く。。ここではスクリーンにまさに波の映像が映し出され、しっとりと力強く歌い上げる稲葉。間奏の「まばたきほどの・・・」の部分では稲葉の声にエコーがかかり、場内全体に稲葉の幻想的な歌声が響き渡る。感無量だった。

演奏が終わると「ありがとう」と囁く稲葉。私はこの日一番といえるほどの拍手を送った。本当に素晴らしかった。

一息いれたところでMC。

稲葉「今日は暑いですけどみんな大丈夫ですか?」
観客「(大丈夫!)」
稲葉「そりゃ良かった(あっさり)」
観客「(爆笑)」
稲葉「えー、先日新曲を出したんですけども、皆さん聴いてくれましたか?」
観客「(歓声)」
稲葉「やっちゃう?」
観客「(歓声)」

そして演奏されたのはもちろんこの曲Wonderland。この日のライブの序盤のベストが「Touch」なら中盤のベストは間違いなくこの「Wonderland」だった。何度聴いてもBメロからサビへの展開は気持ちよすぎる。マイクスタンドを持ちながら熱唱する稲葉の姿は圧巻だった。素晴らしすぎて私はライブが終わってから家ではいつもWonderlandを聴いている。

曲が終わると再びMCへ。

稲葉「どうもありがとう」
観客「(歓声)」
稲葉「えー、今回初めてのソロツアーということでやっているんですけども、ソロといえどもちろん僕1人ではこのようなコンサートはできないわけで。ここで、後ろにいるバンドのメンバーを、皆さんに紹介したいと思います。」
観客「(拍手&歓声)」

そしてメンバーを1人1人紹介する稲葉。ドラムの山口さんは「ポンちゃん!」と紹介されていた。紹介されたメンバーはそれぞれ音を重ねていき、最終的にはバンドによるセッションが繰り広げられる。

セッションが終わるとすぐさま稲葉がブルースハープを吹き始めた。いよいよライブもクライマックスに突入することを予感させる。そしてハープであのフレーズを吹きつつ、最後はブルースハープ越しに「AHHHHHH!!!!!!!!」叫ぶ稲葉。O.NO.REキターーー!!!!一気に場内のボルテージは最高潮に達する。しかもこのときスクリーンにはメンバー紹介のようなPVが流れ、それがまた曲にマッチしてカッコ良すぎなんです。

演奏が終わるとすぐに稲葉が「NaNaNa...」歌いだす。場内も一緒に声をあげて歌う。CHAIN。ここでは稲葉の真横にスクリーンが下りてきて、稲葉がスクリーンに挟まれながら手足を伸ばす。するとスクリーンにはその稲葉の姿が映し出され、稲葉が3人、まさに鎖のようにつながった状態になる。面白い演出してくれるなぁーもう。

続いてはミュートギターの音色が響き渡る。これはもうコード進行で何の曲だかすぐにわかった。Seno de Revolution。もちろんサビの前は稲葉が物凄い声で「せぇーーーーの!!!!!!」と叫ぶ。いやーもう最高ですよ。これはサマソニでも聴けることを楽しみにしてます。ちなみにサビの手拍子は1回、2回、、、の繰り返しだが、常に1回しか叩かないファンが多数いて、「おいおい違うだろー!!そこは拍手2回だよ!!」と1人心の中で突っ込みを入れていた(笑)。ちなみにステージ上の稲葉さんはちゃんと1回、2回、、、と手拍子してました。

そして待ってましたTRASH!ギターのイントロはオリジナルよりかなり長め。そして稲葉の叫び声とともにバンドが音を重ねる。サビで最高に盛り上がった後の「Hi!!」のかけ声はホント最高に興奮した。

稲葉「どうもありがとーう。」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「えー、今回はenというソロツアーをやって、まだ始まってばかりなんですけども、今日皆さんとここで出会えたことも何かの縁ということで、これから残りのツアーも頑張っていきたいと思います。」

短いMCから今度は何と愛なき道へ。これは個人的に稲葉の曲の中でも一番好きだと思う。もしかしたらやってくれるかなと若干期待はしていたが、まさかホントに聴けるとは思ってなかったのでこの日一番感動した。まさにこのライブを締めくくるのにふさわしい曲だった。

演奏が終わると「どうもありがとーう」と叫びながらステージを去る稲葉。すぐさま場内からはアンコールの嵐。そしてLIVE-GYMのときと同じようにウェーブが始まった。アリーナ前方から後方のスタンドまで縦に流れるウェーブは見ていて圧巻だった。

そしてファンの声援に応えるようにメンバーが再び登場。ライトに照らされながらシンセパッドの音色が鳴り響く。何の曲かと思っていると、そこへ聞き覚えのあるギターが重なる。AKATSUKIだった。もうイントロから興奮しっぱなし。「RIZE!!!」はまさに会場が一体となり拳を突き上げる。

演奏が終わり、歓声に包まれる中この日最後のMC。

稲葉「どうもありがとーう。」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「みなさんとつながり合えたこのライブを記憶に刻んで、残りの人生を生きていこうと思います。今日は皆さんからホントにたくさんのエネルギーをもらいました。どうもありがとーう!」
観客「(拍手&歓声)」

そしてピアノの演奏に乗せて歌い始める稲葉。遠くまでだった。99年のBrotherhood以来、実に5年ぶりの生演奏。あのときのビデオは何度観たかわからない。それくらい大好きな曲だった。ラストは「遠くまでーーーーーー」と、まさに遠くの地の果てまで届きそうなくらいの歌声を響かせる稲葉。5年前の感動が蘇った。そして感動連続のライブは幕を閉じる。

稲葉「みんなサイコーでしたどうもありがとーう!」

そう言ってファンに頭を下げる稲葉。B'zのときとは違って1人だったのは若干寂しそうだったが、しっかりステージ端まで歩いてファンの声援に応えてくれた。この辺はB'zのときと全く変わらなかった。

場内にはいつのまにか新曲が流れていた。スクリーンには「炎」や「縁」など漢字で様々な「en」の文字が浮かび上がっている。この日一緒に行った人の苗字が遠藤だったため"遠"があるかと探したらしいがなかった模様(笑)。すして最後はスクリーン上で「en」の横に「d」が浮かび上がり、「end」の文字が。

私はステージを去る稲葉を観ながら、感謝の気持ちを送るとともに、サマソニでの再会を誓った。



稲葉浩志
LIVE 2004 〜en〜 at 横浜アリーナ(2004/7/22)

  1. 冷血
  2. Here I am!!
  3. くちびる
  4. arizona
  5. Touch
  6. 眠れないのは誰のせい
  7. I'm on fire
  8. ファミレス午前3時
  9. 火ノ鳥のように (DOAカバー)
  10. I AM YOUR BABY
  11. Soul Station
  12. Wonderland
  13. O.NO.RE
  14. CHAIN
  15. Seno de Revolution
  16. TRASH
  17. 愛なき道

  18. Encore.
  19. AKATSUKI
  20. 遠くまで


-最後に-

ほんっと、こんな面白い稲葉さんを見たのは初めてです。今までのB'zでのキャラを疑ってしまうくらい、よく喋ってました。こりゃますます女性ファン増えちゃうだろうな。

ライブの内容についてはもうホント夢のようで。マグマとか志庵からあんなにたくさん聴ける機会なんて、もう二度とないんじゃないでしょうか。そして稲葉さんのギターの腕前。もう十分ギターミュージシャンとして行けるくらいの腕前を披露してました。チューニングするときにカメラに向っておちゃらけていたのもギター慣れしていた余裕の証でしょう。

さぁ次はサマソニです。Pleasure2000以来の千葉マリンでの稲葉。楽しみにしてます。
それでは、一緒にライブに参加した皆さん、お疲れ様でした。
また来年、B'zのLIVE-GYMで(サマソニで会う人はサマソニで)会いましょう。

2004.7.25 youhei


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