MR.CHILDREN
DOME TOUR 2005 "I ゥ U" at 東京ドーム (2005/11/26)
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ミスチルがドーム公演を行うのは極めて珍しい。おそらく95年のRegress or Progressツアーのとき以来じゃないだろうか。となると10年ぶりのドーム公演となる。
東京ドームに来るのは9月のB'z以来、およそ2ヶ月ぶりだった。東京ドームシティはすでにクリスマス用のイルミネーションが綺麗にライトアップされている。
開演時間の18時を5分ほど過ぎた頃、会場内に入る。今回の座席は3塁側24ゲート36列目。ステージ向かって左端の方だったが、ステージもスクリーンもよく見える位置だった。B'zのときの2階スタンド最上段に比べたら全然ステージが近く感じた(笑)。
ステージにはスクリーンが3つ設置されており、ツアーのタイトルロゴが映し出されていた。また、場内にはディズニーのスペースマウンテンを思わせるようなピコピコした宇宙空間的なBGMが流れていた。
そして18時15分頃、突然照明が落ちた。
もちろん場内は大歓声。スクリーンには電車や車道、人が歩く様子が早送りで映し出される。そしてハウルの動く城を彷彿とさせるような巨大なロボットのような物体が歩く姿が映し出された。その中心には地球をイメージするかのような丸い大きな物体が置かれている。
ステージには青い照明が照らされていたが、いきなり客席から歓声があがった。どうやらメンバーがステージに登場したようだ。私の席からは人影はほとんど見えなかったが。
そしていきなり「LOVEはじめましたー」という桜井の声が響き渡る。スクリーンには心電図のような映像とともに、「LOVEはじめました」の字幕が映し出される、とともに物凄い大歓声があがる。そう、オープニングはなんとまさかまさかのLOVEはじめましただった。
なんだそりゃああ!って思わず突っ込みたくなるようなオープニング。えっと、I LOVE YOUっていうツアーの1曲目だから「LOVEはじめました」なのでしょうか?単純にダジャレなんでしょうか(笑)
真っ赤な照明に照らされて歌いあげる桜井さんの姿が印象的だった。ちなみにこの日の衣装は黒いVネックのTシャツにブルーにライダースジャケット、下はジーンズだったと思う。
いや、しかしもうほんとびっくり。去年の「終わりなき旅」もビックリしたけど、今年のは去年の比じゃなかった。なんせこの曲、ここ2年くらい聴いてなかったから歌詞もところどころ忘れちゃってたよ。ファン失格だな(笑)。
しかしサプライズはこんなものでは終わらなかった。続いてはなーーーーーんとDance Dance Dance !イントロの田原さんのギターが鳴り響いただけで場内はもう大変な騒ぎになっていた。これはほんと久しぶり。私がライブで聴くのは2001年のPOP SAURUS以来だった。そしていきなり花火が大爆発!そして桜井さんがステージ端へダッシュ!
「Give me love....」のところは全員で大合唱となる。もちろんサビも。もはや場内は最高潮の盛り上がりに達していた。
さらに今度はニシエヒガシエへ。いつもならライブ終盤の盛り上げ時に持ってくるこの曲が今日は3曲目に聴けてしまっている。もはやこの後どんなライブになるのかも想像がつかなくなっていた。ただ夢中にメンバーと観客と一緒に歌い上げる自分がそこにいた。「この指とまれーーー」ではスクリーンに桜井さんの指がアップで映し出されて、場内大盛り上がり。
今回のニシエヒガシエは、珍しくオリジナルにほぼ近い状態で演奏された。いつもはライブバージョンとしてガラッと変わったアレンジが加えられていたのだが。いつもの桜井さんの怖いくらい怪しげな歌いっぷりも今回はナシ。ツアータイトルが"I LOVE YOU"ということであまり重く暗い感じにはしたくなかったのだろう。ニシエヒガシエだけでなく、今回のライブでは、楽曲のアレンジやMCなど、至るところでメンバーの"LOVE"を感じ取ることができた。それはまた追って書いていくことにする。
ニシエヒガシエが終わると今度はなんと跳べ。「もうやっちゃうの!!?」と思ったのは私だけだろうか。この曲はきっとライブ終盤で演奏されると勝手に思い込んでいたから。まさかこんなに早く聴けるなんて・・・。ここではAメロをところどころオリジナルよりも1オクターブあげて歌っていた。
しかしサビの「跳べーーーーーーー」はほんとに跳べるかと思った。物凄かった。桜井さんも跳んでた。この曲はぜひ今後のライブ定番曲にして欲しい。最高に盛り上がる曲だ。「ワンツーのスリーGO」ではみんな一斉に飛び上がる。
もうライブが終わってしまうんじゃないかと思うくらい、ハイナンバーが続く。しかしまだこの勢いは止まらなかった。続いてはJENがドラムを叩き始める。このときおそらくコアなファンの人なら何が演奏されるかわかったはずだ。昨年のシフクノオトのアレンジと同じだったからだ。
そして私の予想は的中した。Innocent Worldだった。これだけハイピッチなナンバーを続けておいて、さらにイノセントを持ってくるなんて。ミスチルは狂ったのか?と思ってしまうくらい、物凄い選曲である。序盤からここまで盛り上がるライブなんて、他にないですよ。本当にこのときのドームの熱気は凄かった。
いつもは桜井さんは1番は歌わないのだが、この日はなんとちゃんと歌っていた。でもおかまいなしにファンはいつも通り大合唱だったが(笑)。
途中の間奏で桜井さんが「これは僕の歌、そしてみんなの歌!」と叫ぶ。場内からはもちろん大歓声。憎いこと言ってくれるなぁもう。
曲が終わるとようやくこの日最初のMCへ。
もはや場内はライブ終盤を迎えたかのような満足感に包まれていた。
桜井「どうもこんばんはミスターチルドレンです!」
観客「(歓声)」
桜井「ヘーイ!」
観客「(歓声)」
桜井「やっぱりドームはでかいからリアクションが遅い!(笑)」
観客「(笑)」
桜井「あの、もっとこう、食うように来てください(笑)。」
観客「(笑)」
桜井「えー、照明さんもう少しだけ客席を明るく照らしていただけないでしょうか。あの一番後ろの方まで観たいんで。」
そう言うと2階スタンド席の方に照明が照らされる。そこのファンから大歓声があがり、場内にその歓声がこだまする。1階やアリーナのファンからは「凄い」というどよめきの声があがっていた。
桜井「えー、ライブはまだ始まったばかりです。今日は、皆さんに伝えたい歌が、音が、思いが、たくさんあります。今日は一番後ろまで届かせますので。」
観客「(歓声)」
桜井「みんなも何か感じ取ったらですね・・・どんどん声に出して、叫んでみてください。」
観客「(歓声)」
桜井「たとえばこう言って欲しいです。・・・カッコイイ!」
そう言うと場内からは一斉に「カッコイイー!」の嵐。それを聴いた桜井さんは本当に嬉しそうな表情で微笑む。そしてここからは桜井さんと観客のかけあいが始まる。
桜井「いーーい(笑)」
観客「(いーい)」
桜井「I love you」
観客「(I love you)」
桜井「I need you」
観客「(I need you)」
桜井「なかなかやるねーー」
観客「(なかなかやるねー)」
桜井「なかがわけーすけ」
観客「(なかがわけーすけ)」
桜井「なかむらしゅんすけ」
観客「(なかむらしゅんすけ)」
桜井「なか・・・(笑)」
そう言って思わず噴き出してしまう桜井さん。
桜井「こんなことやらせてもしょうがない(笑)」
和やかなやりとりが続いた後はなんと言わせてみてぇもんだが始まった。シフクノオトのオープニングナンバーである。去年のツアーではライブでは演奏されなかったのでライブで聴くのはもちろん初めて。いや、厳密に言うと去年のライブ終了後のSEでかかってましたが(笑)。
ここではスクリーンに4人並んで映し出されていたのがとても印象的だった。そして曲のラストでは突然アップテンポにアレンジされ、「NaNaNa....Hey Jude」と、なんとHey Judeのフレーズを歌い始めた。まさかミスチルのライブでビートルズのカヴァーが聴けるなんて!
そして曲が終わるとMCへ。
桜井「えー・・・ヘイジュードにかけて、ヘイドームにしようかと思ったけど、できませんでした・・(笑)」
観客「(笑)」
桜井「ヘイジュードは、呼びかけの詩なんですけど、次に歌う曲も、誰かの名前がタイトルになっている曲です。でも、ツアーとかで何回か演奏したりするうちに、、僕らが音楽をやっている理由が、詩の中にあるような気がしてきてます。」
「呼びかけ」、「誰かの名前」。
この2つのキーワードが当てはまる曲はもう1つしかない、と私はそのとき直感した。すると浦さんがピアノを弾き出す。それに合わせて桜井さんが歌いだした。予想通り、くるみだった。昨年も演奏されたが、アレンジが違うのと、キーが原曲より1つ下がっていた(多分)ので、また違う印象を受けた。なんとも優しいメロディラインにドーム全体が酔いしれる。
続いては悲しげなストリングスが鳴り響く。CANDYだった。スクリーンには様々なCANDYが映し出されている。それにしてもこれは失恋した人が聴いたら確実に泣くだろう。あまりに切なすぎる詩だ。
桜井和寿はこのCANDYのようにリアルで切ない詩を書くのが本当に上手い。人の心の奥底にある本音の部分を、時には痛々しく、時には優しく突いてくるのだ。そしてそういった、誰もが持っている日常の中にあるリアルさに、人々は共感を得ているのだと思う。それがMR.CHILDRENが長く支持されている理由の1つでもあるだろう。
演奏が終わると今度は靴ひもへ。ここではスクリーンに白黒のマンガタッチのアニメーションが映し出されていた。このアニメーションがまた不気味で(笑)。It's a wonderful worldのときに流されたファスナーの映像のような怖さがあった。
まずベンチに座っている1人の男。バス停で待っている1人の女。そして巣の中を突き進む蟻。サビになると男は思い立ったかのように空に飛び立ち、ビルの隙間を縫うようにクロールで進んでいく。同時に蟻も巣の中をどんどん突き進んで行く。クライマックスで男は女のもとに到着するが、女のなんとのっぺらぼう。男は大粒の涙を流しながら空から落ちていった・・・。
この辺から私はもう完全にミスチルワールドに引きずり込まれていく。続いては隔たり。私がアルバムの中でもおそらく1番好きな曲だ。このときもスクリーンには詩とリンクするようなアニメーションが映し出されていた。時には人間のような、精子のような無数の物体が複雑に動き、からまりあうように何かを形成していく。「あぁ君は美しきスパイダー」のところはもう言葉がないくらい感動。
続いては4拍子のキックの音色と、4拍目の裏でクラップが鳴る。まさか!?と思った。このアレンジの曲はもうあの1曲しかない。それはまさかまさかのファスナーだった。私がミスチルの作品の中でも一番好きなアルバムである「It's a wonderful world」。その中でも1、2を争うくらい好きな曲がこのファスナーだった。横浜アリーナのときのようなアニメーションではなく、縦横無尽にファスナーが開いていく様子が映し出されていた。
しかしこのファスナーは本当に驚いた。たぶんもう二度とライブで聴くことはないだろうと思っていたから。そんな感動の余韻に浸るまもなく、ライブはどんどん進行していく。
続いては赤い照明のもと、中川さんのベースが鳴り響く。Monsterだった。これも今回のライブでは演奏されないんじゃないかと思っていたので意外だった。最後の「Knock Knock」を、もう永遠に続くんじゃないかと思うくらい何度も何度もやっていた。おそらくこれだけで5分くらいはやってた気がする(笑)。
そしてファスナーに続いて、私にとってこの日1番とも言えるサプライズが起こる。
桜井さんがAメロを歌い上げたその瞬間、もはや私の歓喜は最高潮に達したかのようだった。CENTER OF UNIVERSE。忘れもしない3年前の12.22横浜アリーナ、あのときの衝撃が蘇った。この曲はもう本当に大好き。なにもかもが素晴らしい。「僕の捕らえ方次第だ」の後に叫び声をあげる桜井さん。するとステージが一気に明るくなり、バンドが加わり、もはや場内はお祭り騒ぎに。
さらに続いては待ってましたランニングハイ!サビになると桜井さんが一気にステージの端まで走っていく。サビのたびにステージ上を走り回りながら、それでいてしっかりと歌い上げている桜井さんに脱帽した。さすがにこのときは無我夢中で一緒に歌ってたので、一気に喉がつぶれました。
演奏が終わって一呼吸したところで、ギターを持った桜井さんに青白いスポットライトが当たる。歓声があがった後、静まり返る場内。
桜井「えー・・・いいよそんなに構えなくても(笑)」
観客「(笑)」
桜井「ランニングハイという曲は、タイトル通り、疲れます。」
観客「(笑)」
桜井「これ(ステージ)ね、端から端まで、100メートルあるらしいんですよ。」
観客「(ええーー)」
桜井「なんか、年々ステージの幅が広くなってる気がして・・・(笑)」
観客「(笑)」
桜井「何運動だ(笑)。それで、今日、そっち(一塁側)が濡れてまして、滑るんで、走るのやめちゃいました。」
観客「(ええええーー)」
桜井「(笑)。あの、でもね、心のダッシュはみんなの心に届いたんじゃないかと思います。」
観客「(歓声)」
桜井「えーー・・・どうしようかな。ここは一応僕一人に任されたコーナーなんで・・・。まだ何をやろうか考えてないんです。一応2、3曲頭の中にあるんですが。」
観客「(歓声)」
桜井「でも一応・・・リクエストがあるなら・・・・。」
すると一斉に観客から曲のリクエストが。あちこちからいろんな歓声があがるため、もう何がなんだかわからないお手上げ状態に。
桜井「うん・・・・・・わかんない(笑)」
観客「(笑)」
桜井「わかんないから・・・やります(笑)」
観客「(笑)」
すると桜井さんが1人でアコギを弾く。コードを聴いただけでは何の曲かわからなかった。一体何の曲だろうと場内全員が桜井さんの演奏に集中する。そしてAメロを歌いだした瞬間歓声があがった。君が好きだった。これもライブで演奏されるのは3年ぶり。しかも桜井さんの弾き語りが本当に綺麗で・・・。こんな風に「君が好き」なんて歌われたら女だったら誰だってイチコロでしょう(笑)。
続いては優しいエレピの音色が響き渡る。一瞬何の曲だかわからなかったが、しばらくイントロを聴いているとそれはラララだとわかった。人気のある曲だけに大歓声があがる。オリジナルよりもややスローで演奏されていたし、アレンジも少し変わっていた。最後の「ラララ」はまさに大合唱となる。終始笑顔の桜井さんがスクリーンに何度も映し出されていた。
演奏が終わるとすぐさまスクリーンには空と雲の映像が映し出される。とともに、overtureが流れ出す。まさか今年もやってくれるのかーと嬉しい悲鳴をあげていたら予想通り蘇生が始まった。カツンカツンという時計のような音色にあわせた映像も健在。「蘇生」は「光の射す方へ」や「ニシエヒガシエ」と同じくらい、ライブの定番曲になったようだ。個人的には嬉しい限りである。
サビでは桜井さんが観客にマイクを向けて「何度でも」と大合唱。ラストの「Ha-----...」でも大合唱となっていた。最高に気持ちよかった。
続いてはWorlds endへ。待ってましたと言わんばかりの大歓声に包まれる場内。僕はこの曲はイントロの「Uh--UhUh---Uh-----」というところが大好きなのだが、案の定あっという間に終わってしまった(笑)。ここでは明らかにファンの手拍子のタイミングがズレていて少々うざったかったけど、いつしかそれも気にならなるくらいバンドのパフォーマンスが良かったので大満足だった。
そしてクライマックス。オルガンの音色が鳴り響く場内。Hallelujahだった。これはまさに今回のツアーを象徴しているかのような曲と言っても過言ではないと思う。これほどI LOVE YOUという思いが伝わってくる楽曲はそうそうあるものではない。
ラストのコーラスではまたしても大合唱に。そしてそのまま桜井さんが「傷つけあうためじゃなく...」と、and I love youのフレーズを歌い始める。POP SAURUSのときの花へのつながりを思い出した。ただHallelujahとand I love youとではキーがかなり違っていたので、まさかそのままのキーでつなげていくとは予想外だった。
そしていつしかステージ上のスクリーンには半分に割れたハートが映し出されていて、2つのスクリーンがゆっくりと合体する。そしてハートが1つになった瞬間、Hallelujahの演奏がいきなり止まり、真っ暗になった。そしてステージ上の桜井さんにスポットライトがあたり、アカペラでand I love youを歌い始めた。
これはあまりに見事すぎて鳥肌が立った。ドームも物音ひとつ立てず静まり返って、皆桜井さんの歌声に集中していた。1フレーズ歌い上げたところでバンドの演奏が加わると、思わず場内からは拍手が沸き起こる。
スクリーンには戦争やテロを思い起こさせるような実写映像が映し出されていた。そして道の上に多くの人が横たわっていて、その人達がお互いの手をつないでいく・・・。思わず涙が出るような演出。それは私が「It's a wonderful world」をライブで聴いたときと同じような感動を味わえた瞬間だった。
「どうもありがとう」と言って桜井さん、そしてメンバーがステージを去る。すぐさま場内からはアンコールを求める拍手が沸きあがる。
5分ほど経過した頃、ステージが明るくなり、再びメンバーが姿を現した。もちろん大歓声に包まれる場内。桜井さんは真っ白いシャツに衣装替えしていた。
桜井「さて・・・じゃ、ガツンといきますよーー」
歓声とともに未来へ。この曲はまさに「噛めば噛むほど味がでる」っていう表現がピッタリ。正直四次元が出たときに初めて聴いたときは全然いい曲だと思わなかった。でもCMとか、アルバムを通して聴いていると、不思議と物凄くいい曲だと思えるようになってくる。そしてこの日ライブで聴いた「未来」はまさに最上級の感動を与えてくれた。スクリーンには車が小さな惑星の上を延々と走る映像が映し出されていた。
そして映像は宇宙へと変わったと思ったら、今度は僕らの音が始まった。ここでは音符の映像にのせて桜井さんの歌う姿が映し出されていた。これもまさにI LOVE YOUという感情が思いっきり込められている曲だ。and I love youとは違って、より日常に近い形でI LOVE YOUを見事に描きあげている。桜井和寿の表現力の多彩さには本当に脱帽する。
演奏が終わると短いMCへ。
桜井「えー・・・次は本当に最後の最後の曲なんですが・・・この曲の最後の部分が、今の僕らの気持ちです。」
そう言って潜水が始まった。スクリーンには潜水しているかのように水泡のような映像も映し出されていた。そしてこの曲の最後のセリフでライブは幕を閉じる。
「あぁ 生きてるって感じ」
演奏が終わるとメンバーが中央に集まる。そして桜井さんがメンバー紹介を始めた。
桜井「メンバー紹介させてください。」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「キーボード、浦清英。」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「そしてキーボード、SUNNY。」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「そしてギター、溝口修二。」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「3人に大きな拍手を!」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「そしてミスターチルドレン。ドラムス、鈴木英也。」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「そしてベース、なかなか中川敬輔。」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「ギター、田原健一。」
観客「(拍手&歓声)」
桜井「そしてボーカル桜井和寿でした。どうもありがとう!」
観客「(拍手&歓声)」
すると場内にSignが流れ始めた。Signが流れる中、メンバー全員がステージの端から端まで移動して、ファンとの別れを惜しむかのように歓声にこたえる。そしていつのまにか場内はSignの大合唱となっていた。ちょうどメンバーが中央に戻ってきたときに「そんなこと考えている」の部分に差し掛かり、桜井さんが最後の「いる」をマイクで歌うと場内は物凄い大歓声。この瞬間が一番盛り上がってたかもしれない(笑)。それくらい感動的な光景だった。
桜井「また会いましょう。気をつけて帰ってね!バイバイ!」
そう言って、最後の最後までファンに対するI LOVE YOUを伝えてメンバーはステージを去った。
メンバーからの"LOVE"と"LIVE"を、思う存分感じ取ることのできたライブだった。
MR.CHILDREN
DOME TOUR 2005 "I ゥ U" at 東京ドーム (2005/11/26)
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- LOVEはじめました
- Dance Dance Dance
- ニシエヒガシエ
- 跳べ
- Innocent World
- 言わせてみてぇもんだ
- くるみ
- CANDY
- 靴ひも
- 隔たり
- ファスナー
- Monster
- CENTER OF UNIVERSE
- ランニングハイ
- 君が好き -弾き語り-
- ラララ
- overture
- 蘇生
- Worlds end
- Hallelujah
- and I love you
Encore.
- 未来
- 僕らの音
- 潜水
S.E. Sign
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-おわりに-
毎度のことながら、ミスチルのライブのセットリストには驚かされます。
常識で考えたらあり得ないと思うような楽曲を平気で並べてくる。だから毎回ライブに行くのがこれほど楽しみになるアーティストはなかなかいません。だってオープニングが「LOVEはじめました」ですよ。超大規模なドームツアーのオープニングを飾るのにこの曲を選べるところが彼らの凄いところでもあると思います。
今回はツアータイトル通り、まさにI LOVE YOUという思いがたくさんつまったライブになりましたが、メンバーはファンへのLOVE、そしてファンからのLOVEを感じることで、生きているってことを実感したんではないでしょうか。そしてそれこそがまさにLIVEの醍醐味でもあると思います。
ただ1つ残念だったのは、僕の隣にいた女性2人組が本当に(言葉悪いですが)ウザかったこと。最初の方は盛り上がるナンバーが続いていたので気にならなかったのですが、バラードになると平気でベラベラ喋ったり、退屈そうにしたり。そしてあくまではしゃぐのは桜井さんがステージの端に来たときだけ。
今までインターネットの掲示板とかで、ひどいファンがいるってことは何度か見てたんですが、今まで自分の身近にそういう人が現れることはありませんでした。だから今回のライブで初めて、あんなレベルの低い馬鹿なファンが本当にいるんだなっていうことを知りました。同じファンとして情けないです。まぁ特にミスチルとかB'zクラスになるとファンにも様々な人がいるだろうから仕方ないことなのかもしれませんが。
でも隣の人達もand I love youでは喋ることなくじーっと聴き入ってましたね。僕も今回のライブではやっぱりand I love youが一番でした。去年のタガタメと同じくらいのインパクトとエネルギーを持った曲だと思います。またいつか、ライブで聴いてみたいと思えた曲でした。
では一緒に楽しんだファンの皆さん、本当にお疲れ様でした。
また来年のライブ(あるのかな?)で会いましょう!
2005.11.28 youhei
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