氷室京介
GIG "We Are Down But Never Give Up!!" at 東京ドーム(2011/6/12)
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全曲BOOWYという構成だけでも凄いことなのに、売り上げが全て義援金として被災地に寄付されるなんて、こんな素晴らしいことはないですよね。
今回も7年前の「21st Century Boowys VS HIMURO」のときに一緒に行った友人と再び参戦してきました。場所もあのときと同じ東京ドーム。
再結成後の黒夢やXを見たときも感じたけど、やっぱりリアルタイムで見ることができなかったバンドの曲を、今こうして聴けるというのは本当にありがたい。もう絶対見れることはないと思ってたバンドならなおさら。
また、再結成ではなくても、楽曲を鳴らしてくれるだけでこんなにも多くの人を動かす存在、それがBOOWYなんだなぁと、その偉大さを体感できたライブでもありました。
そして今回のライヴが素晴らしいものになったのは、やっぱりオーディエンスのおかげだったなと。ファン層は自分と同じかやや高いくらいなんだけど、一体どこからあんな凄まじいエネルギーが発せられるんだろうと思うくらい、圧倒的なものを感じた。
ファン層の主を占める40歳前後の人たちは、そりゃ若い人に比べたら体力も落ちてるだろうけど、やっぱり楽曲への思い入れがハンパない。デビューから30年近く経った今でもBOOWYを愛してて。しかも解散してから20数年待たされた分、凝縮されたエネルギーが一気に放出されたわけで。
もうね、パワーや愛情の重みが全然違うのね。それが表面化してライヴ中に肌で感じ取れるほどなんですよ。それも5万5千人分。そんな体験はまずできないし、比べるものじゃないとはわかっているけどあえて書かせてもらうならば、昨年のEMI ROCKSで若いオーディエンスに交じったときに温度差を感じたって自分でも書いたけど、やっぱりそういうのと比べちゃうとさ、エネルギーの質が全然違うのね。それはもう、まざまざと感じた。
あの世代、80年代を謳歌した世代でしか出せない空気感、一体感だったし、またその中でも自分もここにいる人達と同じ時代を過ごした一員としての誇りすら感じた夜でした。
また、「生きてればこんなに楽しいこともある」と思わせてくれるライヴだったし、"We Are Down But Never Give Up!!"というタイトルに相応しい、前を向いて、上を向いて歩いて行く気持ちにさせてくれたライヴでした。
セトリについてはもう最初から最後まで大合唱だったのであえて書かないけど、一番ツボだったのはPlastic Bombでした。2004年のときに聴けなかった曲だったし。
一緒に参加した皆さんお疲れ様でした。そして何よりヒムロック、お疲れ様でした。16じゃなく60に近いトシになったとはとても思えない素晴らしいステージでした。
ちなみに終演後、同じ日に来てた別の友人達と4人で飲んで盛り上がった勢いで日曜の22時30分からカラオケに突入したことは言うまでもありません。しかしライヴ中ずっと歌ってたので既に喉がおかしくなっててロクに声が出なかったことも言うまでもありません。
氷室京介
GIG "We Are Down But Never Give Up!!" at 東京ドーム(2011/6/12)
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- DREAMIN'
- RUNAWAY TRAIN
- BLUE VACATION
- ROUGE OF GRAY
- ハイウェイに乗る前に
- BABY ACTION
- JUSTY
- WELCOME TO THE TWILIGHT
- BAD FEELING
- "16"
- LONGER THAN FOREVER
- MEMORY
- B・E・L・I・E・V・E
- 季節が君だけを変える
- B.BLUE
- MARIONETTE
- PLASTIC BOMB
- DOWN TOWN SHUFFLE
- BEAT SWEET
- RENDEZ-VOUS
- ONLY YOU
- IMAGE DOWN
Encore.
- ON MY BEAT
- ホンキー・トンキー・クレイジー
- NO. NEW YORK
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