Dragon Ash
TOUR 2003 House of Velocity FINAL at 東京ベイNKホール(2003/11/23)

Dragon Ashのライブに参加するのは1999年、"Freedom of Expression"ツアー以来、約4年ぶりだった。会場は今年6月のスカパラ以来となる東京ベイNKホール。17時過ぎにJR舞浜駅に到着。この日は3連休の真っ只中ということもあり、ディズニー帰りの人達であふれかえっていた。また、11月下旬ということもあり、会場までのホテルやディズニーランドのライトアップが素晴らしく綺麗だった。

駅からバスに揺られること約10分、NKホールに到着。相変わらず綺麗な外観。早速会場入りすると、既にファンであふれかえっていた。今回はアリーナCブロック。もちろんアリーナはオールスタンディングだ。

周りのファンを見渡してみると、やはり年齢層が若い(笑)。20歳前後のファンばっかりだったように思う。男女比率は5:5くらいだった。

この日は18時からオープニングアクトとしてPossibilityが前座を務めていた。40分ほどで終了したが、ファンはこれだけでかなり盛り上がっていた。全然聴いたこともない人達だったけど、個人的には「DAによく似てる」というくらいかな(笑)。印象に残ったのは。でも「俺たちは演奏もラップも下手くそだけど・・・」と謙遜する姿は何とも若々しくて気持ち良かったですね。

そして19時頃、DA登場。ステージが暗くなり、場内は大歓声に包まれる。オープニングナンバーは最新アルバム「HARVEST」からArt of Delta。ゆったりとした流れの中そのままHouse of Velocityへ。何故かこの曲でダイブしてるファンもいた。そんな曲じゃないんだけどな(笑)。

そして待ってましたPosse in Noise。ここぞとばかりに暴れる暴れる。NKホールに行ったことある人はわかると思いますが、アリーナは、前の方に行かなければスペース的に結構余裕があるんです。だからDAのような踊ったり暴れたりすることを楽しむライブにはピッタリなんです。ブリッツとかゼップの場合、人気のあるバンドだとほんと後ろの方までギュウギュウ詰めなんで、思う存分踊れないときもたまにあるんですよね。

この1曲で息切れ状態になってしまったところでRevive。ほっと一息である。ちなみにこの日はダンサーが2名ついており、ほぼ全曲振り付けで踊っていた。

静かな日々の階段をではイントロだけで歓声が起こっていた。(ちなみにこの曲は映画「バトルロワイヤル」の主題歌でもある)
さらに驚きだったのは今回は懐かしい曲が惜しみなく演奏されたことだ。1stフルアルバム「Mustang!」からSleepが演奏されたかと思いきや、デビューミニアルバム「THE DAY DRAGGED ON」から羊を数えても夜は終わらない。あまりに古い曲だったため、私も「あれ、これ聴いたことあるな」くらいしか思い出すことが出来なかった。

本編クライマックスは何と言ってもFantasista。爆発、爆発、大爆発。個人的に振り返ってみてもとんでもない暴れ様。これ1曲でフルマラソン完走したような疲労に襲われる。客席もダイブの嵐。もう、まじで楽しすぎ!!Fantasistaだけ30回くらいやってくれないかな(笑)。確実に死ぬと思うけど。

そしてKJが「SBK!!」と叫ぶとともにスケボーキングのSHUNとSHIGEOが登場し、EPISODE 4へ。すげー盛り上がってたけど、私はFantasistaでグダグダになってしまって、もう踊る体力残ってませんでした(笑)。

KJ「みんながライブに来たり、CDを聴いたりして、幸せな顔をしているのを思い浮かべて作りました。」

そう言って始まったのはMorrow。なんとも心地よいグルーヴ感を味わい、本編は終了。

そして始まったアンコール。
ダンサーの人がMCをやったときに、「スタッフ、友達、家族に感謝して・・・」と言ったところで、DAのメンバーから「彼女はどうしたー!!」と突っ込まれると、若いダンサーは照れくさそうに「彼女も・・・」とぼそり(笑)。
途中DJのBOTSがMCを任せられたが、これは予定にはなかったようで、BOTSはしきりに「いじめだよー」と笑いながら言ってました。まさにパーティーでもやってるような和やかな雰囲気に包まれる。

そして「みんな盛り上がる曲いくぞー!!」と言って始まったのはまさかまさかのIceman。これは嬉しかったなー。生で聴いたの4年ぶりだったし。でも次のMustang A Go Go!でさらにぶっ飛んだ。

KJ「みんなとかスタッフとか友達とか彼女とか家族とか感謝の気持ちをこめて。一緒に歌ってください。」

そう言ってからなんと陽はまたのぼりくりかえすへ。イントロから場内は絶叫のような大歓声に包まれる。

そして1回目のアンコール終了。しばらくして桜井が登場。もうここではただのどんちゃん騒ぎ。

桜井「最後の曲いくよー!サクリマコリー!!」

そしてドラムのカウントから演奏に行くと思いきや始まらず、思わず桜井が「あれっ!?」。

どうやらメンバーで桜井に対してドッキリを仕掛けた模様(笑)。そしてそれのお返しと言わんばかりに今度は「サクリマコリ」の変わりに「フルヤケンジ」と歌い、場内巨大スクリーンにはKJの恥ずかしい写真の数々。

桜井「おまえらが普段かっこいいと言ってるやつはこんなんだぞ!!」

そのときKJはマジでへこんでました(笑)。

桜井「みんなおまえ(KJ)が「陽はまた〜」とやってまったりしてんだよー!!」

など、異常に長いMCが続き、ようやくサクリマコリが演奏されたかと思いきや、今度は桜井の恥ずかしい写真がスクリーンに次々と現れる。もちろん桜井は知らなかったようで。

桜井「やめてくれーー(泣)家族とか来てんだよーー(涙)」

場内大爆笑でした(笑)。

最後に桜井が「こんなぐだぐだにファイナルを終えるバンドはほかにいない!」とか、「俺はもうこんなのやめてやる!」などひたすら喋り、最後には「俺は長く生きすぎた・・・」とぼそり(笑)。

そしてなんとそのままライブは終了(笑)。こんなまったりした終わり方のライブはほんと初めて。いろんな意味で楽しいライブでした。



Dragon Ash
TOUR 2003 House of Velocity FINAL at 東京ベイNKホール(2003/11/23)

  1. Art of Delta
  2. House of Velocity
  3. Posse in Noise
  4. Revive
  5. Massy evolution
  6. United Rhythm
  7. 静かな日々の階段を
  8. Sleep
  9. Invitation
  10. 羊を数えても夜は終わらない
  11. Day6
  12. 百合の咲く場所で
  13. Canvas
  14. Fantasista
  15. Episode 4 feat. SHUN,SHIGEO
  16. Morrow

  17. Encore1.
  18. Can't stop shinin
  19. thousand time
  20. Melancholy
  21. Dark cherries
  22. Iceman
  23. Mustang a go go!
  24. 陽はまたのぼりくりかえす

  25. Encore2.
  26. サクリマコリ
2003.12.21 youhei


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