エアロスミスのCryin'が流れたところで場内アナウンスが。そしてそのアナウンスが終わるとSEの音量がどんどん大きくなっていった。そしてステージ上には機材がセッティングされていく。その間も場内はどよめきに包まれていた。そしてIncubusともう一曲聴いたことのある曲が流れ、さらにレッチリのBy the wayが流れ出す。思わず一緒に口ずさんでいると、By the wayがフェイドアウトした。
すると今度は増田さんがオルガンを弾き始める。そのフレーズを聴いて私はまさかと思った。THE GAMBLERそっくりだったのである。嘘だろーーーーと思いつつ聴いていたら、BLACK AND WHITEが始まった。うれしいような哀しいような複雑な気分だった(笑)。しかしこのときの稲葉の歌い方は凄かった。CDよりも何倍も怪しくて、なんていうか、ぐにゃぐにゃうねるような感じと言えばわかるだろうか。しかもまっちゃんと大田さんがそれぞれ同じリフを弾くもんだからギターの音も分厚くて。アルバムの中でも最もヘビーな曲だと思うが、私はむしろこれくらい重いロックの方が好きだ。
そして観客のカウントに合わせて始まったのはALONE。Pleasure2000以来ひさびさに聴く。稲葉はアリーナA側、まっちゃんはアリーナC側を向いて演奏していた。そして何と言っても圧巻だったのはラスト。「I was born...」のコーラスをメンバー全員がアカペラで歌い上げたのだ。もちろんシェーンも、増田さんも、まっちゃんも全員で。これがまた美しすぎる!もう感動のあまり言葉も出なかった。
とこんな感じの歌詞だった。曲調としてはWarpやI'm in love?のようにさわやかで、めちゃくちゃいい曲だった。リリースが楽しみで仕方ない。
そしてここからライブは怒涛のクライマックスへと突入していく。続いてはlove me,I love you。TV番組でも演奏されていたのでツアーでも演奏されることは予想はしていたが、私は興奮のあまりそんなことはすっかり忘れてしまっていた。そしてこのとき、またしても稲葉が3mのところまでやってきた!そして稲葉がこちらの方を見て歌っている。思わず私はめちゃくちゃ大きな口を開けて歌い上げた。そんな私を見てか、稲葉はニッコリと笑ってくれた。自惚れだと思われても構わない。このとき私は稲葉と目が合ったと思う(いいんです自己満足でも)。