B'z
LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK" at 東京ドーム(2005/9/4)

B'z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK" at 東京ドーム。
東京ドームでLIVE-GYMを見るのは、2003年12月27日、BIG MACHINEファイナル以来である。アラクレでぶったまげた記憶は未だに鮮明だ。もうあれから2年近くの歳月が経ったなんて信じられない。

会場に着いたのは18時15分頃。私の席入り口の41ゲートはすでに長蛇の列ができていた。今回の座席は2階25列308番。Diaryにも書いたが、2階席のまさに最上段だった。東京ドームの天井に一番近い位置でのライブ観戦。もちろん初めての体験である。

席に着いて場内を見渡す。やはり東京ドームは何度見てもデカい。そしてそのデカい東京ドームのど真ん中に、これまたバカでかいセンターステージがあった。でもグランディのときのセンターステージとは大きさが比較にならないほどで。2階席の一番後ろから見た僕でさえあれだけデカく感じたのだから、近くにいる人はもっと大きく感じたに違いない。また、ドームの空中には針が突き出たような白いバルーンがいくつも浮いていた。いつかあれが爆発したりするのかなーなどと思いつつ、開演を待つ。

開演予定の18時30分から15分ほど過ぎた頃、突然THE CIRCLEが流れ出した。まだ照明は明るいままだ。大歓声が起こる場内。一体このデカいドームのどこからB'zは登場してくるのか?ドキドキしながら場内を見渡す。

すると私がいた席とはちょうど反対側の、バックスクリーンの真下あたりからメンバーが登場してきた。もちろん全員歩いての登場である。まっちゃんはいつものように両手をまっすぐ上に突き上げながら、ゆっくりとステージに歩いてくる。THE CIRCLEは稲葉の歌がカットされていて、伴奏のみのロングバージョンにアレンジされていた。

そして稲葉浩志の姿がスクリーンに映し出されるともう場内はとんでもない大歓声。やっぱり東京ドームの歓声は凄い。なんせこの日はセンターステージということもあって、外野も内野もアリーナもお客さんがビッシリ。おそらく7万人以上は入っていたのではないだろうか。

しかしなんとも驚いたのは稲葉の衣装。スーツですよスーツ!ARIGATOのジャケットと全く同じような真っ黒のスーツ&ネクタイ姿で登場。これがもうあきれるくらいカッコ良すぎ!しかもステージに登る前にカメラに思いっきり近づいてネクタイをしめなおし、顔を思いっきりカメラの近くまで寄せるもんだからもう大変ですよ。

そしてメンバー全員がステージ上にあがると、東京ドームにいるすべての観客から一斉に歓声があがる。そして最後の「♪オーオーオーオーオーオーオーー」の部分で稲葉がファンにマイクを向ける。いきなりの大合唱。気持ち良過ぎる。メンバーがそれぞれに位置につく。すると場内の照明がまだ明るいままの状態でなんとXが始まった。これは嬉しい誤算!アリーナツアーでは演奏されなかったが、ドームツアーからは新たにセットリストに加わったようだ。そしてそのままアルバムの流れでパルスへ。やはりパルスはイントロが聴こえてきただけで最高に興奮する。しかもイントロで大きな火柱が何度もあがる!そしてXではあまり立ち位置から動かなかったメンバーも、パルスのイントロの時点でステージ端の突出した部分へダッシュ!近くのアリーナのファンはもう大変なことになっていた。

曲の最後は「ジャーン」というライブバージョン。ライブはもはや最高潮を迎えたような盛り上がりを見せる。そして稲葉が稲葉がマイクを手に取った。

稲葉「B'zの・・・」
観客「(歓声)」
稲葉「B'zの・・・・・」
観客「(歓声)」
稲葉「B'zのLIVE-GYMにようこそーーー!!!!!」
観客「(大歓声)」

そしてFeverへ。ここで初めて場内が真っ暗になり、物凄い照明がステージを照らし出していた。オレンジっぽい照明だったが、この照明はあまりに綺麗すぎてホントびっくりした。ギターソロの終わりではまっちゃんに大きな大歓声。ラストは「Fever-------」の繰り返しでこれまた凄い盛り上がり。稲葉はステージに座り込んだまま目一杯叫ぶ。この日最初の稲葉のシャウトが東京ドーム一杯に響き渡る。

続いてはイカロスへ。ここでは稲葉とまっちゃんはステージに立って一歩も動かない・・・はずだった。しかしよく見るとゆっくりとステージが回転していることに気づく。そしてサビへ突入すると同時になーんとステージが物凄い速さでグルグルと大回転を始めた!

これはホントに驚いた。というか笑った(笑)。二人とも一歩も動かないままグルグル回ってる姿が本当におかしくてx2。というかメンバーは絶対目回ってたと思う。

曲が終わるとまっちゃんがステージ中央でブルースっぽい渋い音色でギターを弾き鳴らす。そのギターソロが終わると稲葉がまっちゃんのもとへ駆け寄り、2人がステージ中央に向き合って立つ。大歓声に包まれる場内。そしてまっちゃんのギターに合わせて稲葉が歌いだす。アクアブルーだった。アルバムの中でも人気のある曲だけに、大歓声があがるとともに、手拍子が始まった。場内はまさにアクアブルーの照明が照らされている。しかしこれは何度聴いても本当にいい曲だ。歌詞はちょっと切ない、というか怖いけど(笑)。

そして間奏のギターソロが終わるとまっちゃんの元へ稲葉がダッシュする。そして稲葉はステージ端で転倒し、ステージから落ちそうになるような仕草を見せる。これには場内からも笑いがこぼれる。稲葉はまっちゃんに助けを求めているようにも見えたが、冷ややかに受け流すまっちゃんの姿がまた絶妙な笑いを誘っていた。ラストの「♪ララララー」は場内全員での大合唱。

次は睡蓮へ。ここではメンバーはみんなほとんど動かずに演奏していた。ここでも照明が曲の雰囲気をよく表現していたように思う。一旦ライブが落ち着いたところでMCへ。

稲葉「どうもありがとう。」
観客「(歓声)」
稲葉「元気でしたかー?」
観客「(歓声)」
稲葉「元気でしたかトウキョーーーーーー!!」
観客「(歓声)」
稲葉「えー、ひさびさに、この大きな東京ドームに、帰ってまいりました。」
観客「(歓声)」
稲葉「えー、こういうステージでやるのは僕らも初めてなんですけど、こうやって、360度見渡せる景色ってのはなかなか、気持ちいいもんです。」
観客「(歓声)」
稲葉「今日は皆さん何もかも忘れて。昨日のこと、明日のことも全部忘れて、今目の前で起きていること。耳から聞える音と、いま目に見えてるものだけを考えて、もうからっぽにしちゃってください。あの、明日楽しいことがあるって人もいいの、忘れて!」
観客「(歓声)」
稲葉「そしてこの辺を漂っているエネルギーとか、匂いとか、いろんなものありますけど、どっぷり浸かっちゃって下さい。口で言うのは簡単なんだけど、これがなかなか難しいんですよ。」
観客「(歓声)」
稲葉「できるかなー?」
観客「(笑&歓声)」
稲葉「えー、僕もみんなの心に届くように腹の底から歌わせていただきますんで、みんなも今日は我を忘れて、心の中からっぽにして、最後までゆっくり、ワイルドに、楽しんでってください。」

歓声に包まれながら今度はMannequin Villageへ。ここではいつのまにかステージ上に多数のマネキンが立っていて、メンバーと一緒にグルグル回っていた。しかも稲葉がはマネキンにからみながら歌っている!そして間奏の「やっぱり車も女も何でも新しいものに限るなぁ」のラップの部分はアレンジされていて、徳ちゃんと稲葉さん二人でZEROのようなラップを歌い上げていた。(歌詞は聞き取れませんでした)

続いてはシェーンがドラムを叩くと、それにまっちゃんがギターを重ねる。哀しきdreamer。グランディのときのレポートでも書いたが、この2曲はドームツアーではやらないんじゃないかと思っていたので嬉しかった。だってこんなマイナーな曲を東京ドームのような大きな会場でやるなんて思っていなかったから。相変わらず「どんなジャンルもないない」の部分が最高にカッコイイ!

そして演奏が終わると今度は増田さんがオルガンを弾き始めた。と同時にステージ上には無数の炎が。薄暗いダークブルーの照明と、無数の炎に包まれたステージはなんとも言えない雰囲気に染まっていた。すると稲葉のあの何とも言えない叫び声がドームに響き渡る。BLACK AND WHITEだった。この日一番と言っていいほど分厚いギターの音色がこだまする。ギターソロではまっちゃんがペダルを踏みながら「ギュインギュイン」と物凄い音を鳴らしていた。

曲が終わるとMCへ。

稲葉「えー・・・では次の曲に行きたいと思いますけど、ここでやっぱり東京ドームの皆さんの声を聴きたいなぁ・・と。」
観客「(歓声)」
稲葉「ヘーーーイ!!!」
観客「(歓声)」
稲葉「ヘーーーーーイ!!!」
観客「(歓声)」
稲葉「ヘーーーーーーイ!!!」
観客「(歓声)」
稲葉「えー、ではここでですね、皆さんに次の曲のカウントをしてもらおうかと思いますがどうでしょう?」
観客「(歓声)」
稲葉「じゃ一回練習やってみましょうか。せぇーのでいきますよ。・・・・・せえーーの!」

すると観客が「ワン、ツー、スリー、フォー」とカウントする。と同時にスクリーンには「1、2、3、4」と数字が映し出される。しかしさすがに東京ドームという会場のせいもあってなかなか揃わない。

稲葉「あの、大きい会場ですからどうしてもズレちゃうんですよね(笑)。」
観客「(笑)」
稲葉「もうみなさん自信を持って!ね(笑)。じゃもう一回!やってみましょうか。いくよ。大丈夫?・・・・・せえーーの!」
観客「(ワン、ツー、スリー、フォー!!)」
稲葉「いいんじゃなぁぁーーーい?」
観客「(笑&歓声)」
稲葉「じゃもっと大きな声で、もう、腹の中にたまってるものぜんっぶ吐き出しちゃうくらいの勢いで。もうこのへん(胃の中)のものがヴアアアアアーーーーって出てきちゃうくらいの。」
観客「(笑)」
稲葉「じゃ行くぞ!せえーーーーーの!!」
観客「(ワン、ツー、スリー、フォー!!)」

そして観客のカウントに合わせて始まったのはALONE。イントロで大歓声があがる。カウントで声を出した勢いもあり、最初は手拍子が起こっていたが、途中からやんだ。ALONEで手拍子はさすがに似合わないよなぁ。そして最後のコーラスはまっちゃんもシェーンももちろん、メンバー全員でアカペラで歌い上げる。これはほんと綺麗だった。無論場内からは大歓声。

続いては今夜 月の見える丘に。やっぱり人気のある曲のせいか、イントロから大歓声があがる。このときはメンバーはステージからほとんど動かず演奏していた。そして曲のラストはステージの柱のところに大きな月が昇っていく。心憎い演出してくれるよなぁーもう。

そして再びMCへ。

稲葉「えー、僕ら今年1月からレコーディングしてきて、僕らもう17年やってるんですけど、そういえば誰かの誕生日を祝うような曲ってないよね?って、17年目にして始めて気づきまして(笑)。そこで曲をつくりましてですね。今回のツアーはホール、アリーナ、そしてドームとやってるわけですが、最初にやったのが網走ってとこで、そこからもう毎回演奏してるんですけど、もう全国各地で反響が凄くてですね。「なんていい曲なんだ!」とか「ほんと感動しました!」とか「この曲のおかげで友達ができました!」とか、そういった感動の嵐がですね、ごく一部のマニアの方々から・・・(笑)」
観客「(爆笑)」
稲葉「起こっていてですね。あの・・・今日誕生日の人、いますか?」

するとあちこちから「はーーーい!!!」という大きな叫び声が。ホントかどうかは知りませんが(笑)。

稲葉「けっこういますね(笑)。あの、非常に簡単な曲なんで、みなさんぜひ一緒に歌ってください。」

そして新曲HAPPY BIRTHDAY(仮)へ。最初は増田さんのピアノだけに合わせてサビを歌い上げていた。グランディのときはなんとなくしか覚えられなかったけど、もう完璧に覚えましたよ。サビだけだけど(笑)。ホント覚えやすくて、メロディアスでいい曲だー。サビの歌詞はこんな感じでした。コードはたぶん()のような感じだったと思う。

「Happy Birthday (F→G→C)
 Happy Birthday (F→G→C)
 Happy Birthdayおめでとう (F→G→Am)
 Happy Birthday to you(今日は最高) (F→G→C)」

MIDIファイル作ってみました。AメロBメロはかなり怪しいですが、サビは合ってると思います。

これリリースされないのかなぁ?でもきっとシングルのリリースはなさそう。きっとカップリングかアルバムの曲になるんじゃないかな。でもだとしたらまだだいぶ先になるのかなぁ。そんな待てませんよ。早く出してくれー。

そしてここからライブは怒涛のクライマックスへと突入していく。続いてはlove me,I love you。さすがにメジャーな曲だけあって場内は大盛り上がり。2番のBメロで「そうだろトウキョーーーーーーー!!!」と稲葉が叫んだためもう大興奮。

続いてはねがいへ。まさにB'z名曲ヒットパレード状態へ突入していく。アレンジはオリジナルではなく、LOOSEに収録されているBUZZ!!STYLEバージョンだった。

間奏では演奏が一時ストップし、稲葉とまっちゃんがステージから去る。すると残ったサポートメンバーによるセッションが始まった。シェーンのドラムソロのときはシェーンが上着を脱ぎだし大盛り上がり。やはりシェーンの人気は絶大だ。徳ちゃん、増田さん、大田さん、の順にソロが少しずつ演奏される。するといつのまにかまっちゃんがステージ上に姿を現した。そしてミッションインポッシブルのテーマやSACRET FIELDなどのメドレーを織り交ぜる。そしてまたしても演奏がストップしたところで稲葉が登場。赤いタンクトップ白いパンツという衣装にチェンジしていた。そしてメンバーを1人1人紹介。

今回のサポートメンバーは言うまでもないが以下の通り(紹介順)。

・大田紳一郎(Guitar)
・徳永暁人(Bass)
・増田隆宣(Keyboard)
・シェーン・ガラース(Drums)

そして稲葉が紹介した直後、「どこでも行ける...」からねがいが再開される。もう最高にカッコ良すぎて血管ブチ切れるかと思うくらい一緒に叫んだ。「Wow Yeah かなへたまへ...」のコーラスの部分は場内全員で歌い上げる。

さらに今度は畳み掛けるようにjuiceへ。ここで大事件が。イントロで稲葉が物凄いスピードでグルグル回ってんの!!ほんとすんごいの!!しかも稲葉さんとちょうど対角線上にはなぜか日の丸が(笑)。客席も大盛り上がり。ドームの最上段から見ててもこのときの盛り上がりは凄かった。そして間奏のかけあいがこの日はいつもと違っていて、いつもは「Yeah----Yeah--」だったのが、「Wow Wow Yeah------(1回目)」と「東京ベイベーーーー(2回目)」に変わっていた。しかも2、3回やった後稲葉が「もう一発やらしてくれ!!」と叫ぶ。こんなセリフ、そこらへんのオヤジが叫んだら確実にセクハラものである。しかし稲葉が叫ぶとカッコ良く聴こえてしまうのはナゼだろう(笑)。

そして稲葉が「ワン、ツー、スリー、フォー!!」と叫ぶと「東京ベイベーーーーーーーーーーーーーーーーー」と一体どこまで続くんだと思わせるような凄まじく長いシャウト!!あまりに凄すぎて口あんぐり。場内からもこの日一番と言えるくらいの大歓声があがっていた。

ライブは最高潮を迎えたと思ったがまだまだ終わらない。続いてはIT'S SHOWTIME!!へ。しかもイントロでは花火が大爆発!これは完全にLIVE-GYMの定番曲となった。「ボクに足りないのは!?」と稲葉が叫ぶと、なんとステージ上の柱に「想像力」という文字が。このかけあいもライブに欠かせないものとなっている。

そしてラストは待ってました愛のバクダン!場内は一気にパァーーーッと明るくなり、いつしか上空には巨大な飛行船が2台ゆっくりと飛び回っていた。そして上空にあるバルーンを次々と割っていく。すると中からはピンク色のハート型風船、まさに愛のバクダンがたくさん客席に落ちてきた!

なんという心憎い演出だ。しかしこの愛のバクダン、個人的にはこの日で一番最高のひと時でした。というかlIVE-GYM史上最も感動した瞬間だったかもしれない。それくらい大好きなんですこの曲。こんなに楽しい曲なのに、なぜか私は本気で泣きそうになってしまった。

もはや言うことはなかった。大満足だった。そしてそんな私の気持ちを察したかのようにライブは一旦幕を閉じる。

演奏が終わり、「どうもありがとーう!」と稲葉が叫ぶとメンバーはステージから姿を消した。そして場内は恒例のウェーブが起こる。さすがに東京ドームのウェーブはスケールが大きい。一周するたびに場内からはおおきな拍手と歓声が沸き起こっていた。

そして5分ほどしたころ、大歓声に包まれながらメンバーが再登場。稲葉は黒い長袖の襟シャツに白いパンツ姿だった。

何も喋ることなく場内は暗くなっていく。とともに、スクリーンにはあのPVが映し出される。そしてあの壮大なイントロが流れ出すと、場内は大歓声に包まれた。OCEANだった。ステージはとてもゆっくりと回りながら、稲葉はマイクスタンドを持って歌っていた。グランディで聴いたときはもちろんリリース前で初めて聴いたのだが、あのとき以上に感動した。

曲が終わり、拍手に包まれる中、この日最後のMCへ。

稲葉「どうもありがとう。」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「みんな気分はどうですか?」
観客「(サイコーー)」
稲葉「気分はどうですかーー!?」
観客「(サイコーー!!)」
稲葉「こっちも最高です!!」
観客「(拍手&歓声)」
稲葉「えーー、なんか、今日は、こういうまんまるいステージでやらせてもらって、時には自分が、時にはステージ自身が回ったりしてですね・・・しかも、予想以上に速く回ってですね・・・(笑)、見てる皆さん以上に、僕も気持ち悪くなっちゃって・・・(笑)」
観客「(爆笑)」
稲葉「みなさんからっぽになりましたか!?」
観客「(歓声)」
稲葉「えー、からっぽになったってことはいいことです。またそこに新しい何かを入れるスペースができたってことです。明日からまた新しい何かを吸収してください。あなたたちにはそれができるんです!私はそれを言いたかった!僕らもみんながまた明日から頑張れるように、そして環境のことを考えて、よりよい環境づくりに励んでですね、少しでも皆さんのお力になれるような、私たちはそういうバンドでありたいと思っています。みなさん、来るぜひ9月11日の総選挙では、ぜひ、B'zに一票を。」
観客「(爆笑)」

途中からいつのまにか選挙の応援演説になっていた(笑)。総選挙前の今しか聞けない、貴重なMCである。でも実際にB'zが選挙に出馬したら間違いなく当選するだろうな(笑)。

稲葉「今日はみんなのおかげでたくさんのエネルギーをいただきました。本当にどうもありがとう!!」

大歓声に包まれるとともにBANZAIへ。バックスクリーンのところに「COR」の大きな垂れ幕が上がっていく。そしてステージ上の柱とスクリーンには「BANZAI」と文字が映し出される。待ってましたといわんばかりに盛り上がる場内。この曲も大好きだ。間奏へ突入する前の「過去も未来も一緒」が終わると、稲葉がステージ中央でマイクを持ったまま天井を見上げてそのままぴくりとも動かない。演奏も止まったままだ。

その状態がしばらく続いたと思ったら稲葉が「バンザイするぞーーーーー」と叫び、場内全員で「バンザイ」。そして演奏が再開すると同時に銀色の紙テープがパァーーーン!とステージから飛び出してきた!そのままラストのサビへ突入。最後は私もまさにがむしゃらになって両手を上げていた。この曲はライブで聴くとマジで最高だ。今後ライブでの定番曲となるのはほぼ間違いないだろう。

BANZAIが終わると紅白の垂れ幕がステージ上に下りてきた。しばらくするとあの稲葉の声だけが聴こえて来る。ultra soulだ。場内は真っ暗なまま、あのイントロが響き渡る。場内は「ultra soul」の大合唱。そしてイントロへ突入し、場内がパーーーッと明るくなったと思ったら、とんでもない大歓声があがった。なんと稲葉とまっちゃんがスタンド席のもうギリギリまで近いところで演奏しているではないか!1階スタンド席の人達はとんでもないことになっていた。そのまま1番を歌い上げたところで2人はセンターステージに戻る。ラストのHey!は3回やってくれて、曲の終わりは物凄い花火が大爆発!!まさに完全燃焼である。

稲葉「東京ベイベーーーーーーーー!!!」
観客「(大歓声)」
稲葉「サイコー!」
観客「(大歓声)」
稲葉「せぇーーーのっ」
観客「(おつかれーーーー!!)」

「Dear my lovely pain」が流れる中、メンバー、観客全員での「おつかれ」。メンバーはそれぞれステージを1周し、何度もファンに頭を下げて声援にこたえていた。そのファン思いな姿は何度見ても感動する。
そして最後、「どうもありがとーーーう!また会おうね!バイバイ!!」と言ってメンバーは登場してきた道を通って退場した。

これで私のLIVE-GYM2005は終了。とともに私の夏も終わった。
またひとつ、最高な夏の思い出が私の心に刻まれた。



B'z
LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK" at 東京ドーム(2005/9/4)

  1. THE CIRCLE
  2. X
  3. パルス
  4. Fever
  5. イカロス
  6. アクアブルー
  7. 睡蓮
  8. Mannequin Village
  9. 哀しきdreamer
  10. BLACK AND WHITE
  11. ALONE
  12. 今夜 月の見える丘に
  13. HAPPY BIRTHDAY
  14. love me,I love you
  15. ねがい("BUZZ!!"STYLE)
  16. juice
  17. IT'S SHOWTIME!!
  18. 愛のバクダン

  19. Encore.
  20. OCEAN
  21. BANZAI
  22. ultra soul


-最後に-

何故なんでしょう?
グランディであんな近くでライブを体感して、あれ以上の感動はもう得られないだろうなと思っていたのにも関わらず、また新しい感動が得られたライブでした。むしろ何度でも足を運びたくなってしまう。何故B'zのライブはこんなにも飽きることがないのでしょうか。それはもう何度も言うようですけど二人が新しいことにチャレンジし続けているからなんですよね。しかもセットリストは弾丸とSanctuaryが消えてXが追加されただけでほぼ変わりはないのに、アリーナとドームでは全く別のツアーかのような演出で、何もかもが新鮮でした。やっぱりスケールがでかいですよB'zは。こんなライブ、彼らしかできないですよね。

でも個人的に今回のツアーはやっぱり何と言っても「愛のバクダン」に限ります。愛のバクダンがすべてだったと言っても過言ではありません。それくらいこの曲にヤられてしまいました。グランディのときもそうだったけど、ホント涙が出そうになってくるんですよねこの曲聴くと。別に悲しいとかじゃなくって、凄く幸せな気持ちになれる。17年目にしてまだまだこんなに感動を与えてくれるなんて、もうこれは一生ついていくしかないでしょう。ね、ブラザーの皆さん。

それでは、一緒にLIVE-GYMに参加した皆さん、お疲れ様でした。
また、来年のLIVE-GYMでお会いしましょう!

2005.9.5 youhei



B'z consists of TAK MATSUMOTO , KOHSHI INABA