The Birthday
"Rollers Romantics Tour '06" at SHIBUYA-AX(2006/11/15)
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The Birthday@SHIBUYA-AX。
電車で渋谷へ向かっていたら、ヒョウが降ってきた。
「おいおい、できすぎじゃないのかこのシチュエーション」
心の中で笑いながらつぶやく。
もし今回のツアーのライブ盤が出たら「ヒョウが降った夜」とかになるのかな。いやなるわけないな。
今回のライブは1人で参戦。
自分にとってライブは1人で行こうが2人で行こうが10人で行こうが、そこは重要なファクターではなくって。
結局誰かと一緒に行っても、ライブ中は自分はひたすらライブに集中してしまうから。映画も一緒。始まる前と終わった後に、雑談する相手がいるかいないか。自分にとってライブに単独で行くか複数で行くかは、ただそれだけの違いにすぎない。
重要なのはライブの世界に、会場の雰囲気にどれだけ溶け込めるかどうか。
The Birthdayのライブはそういう意味ではやりやすい。
自分と同じようにミッシェルを愛してしまって、結局チバを追いかけたらここにたどり着いてしまったという。そういう匂いがプンプンする。また、そういう人達は話さなくてもわかる。言葉を交わさずとも、同じ時間と空間を共有できる貴重な存在なのだ。
実際自分の隣には、自分よりも若干若いであろう女の子が1人でライブを観に来ていた。
この子も自分と同じように、同じ音楽の趣味を持った友人がいなかったのだろうか。
なんて考えてたらライブが始まった。
出てきて「ハロー!」と叫ぶチバ。これだけはミッシェルの頃から変わらない。
1曲目からいきなりLock On。
最初はチバのギターだけだったのに、そこへさらにギター、ベース、ドラムが重なっていく。この日のThe Birthdayはそれだけでもう観客の心をわしづかみにしてしまっていた。
バンドっていいなぁ・・・。
本能的にジェラシーを感じた。悔しいほどにカッコ良すぎる。
そしてダブルアンコールが終わるまで約2時間。終始ロックンロールして彼らのツアー初日は幕を閉じた。
そこには昨年のROSSOのときに自分が感じたようなわだかまりは一切なかった。
The BirthdayはROSSOに比べれば音質的にはかなりストレートでわかりやすくなっているから、正直とっつきやすい。もっとわかりやすく言えば、ミッシェルに近くなっているからだろう。
会場を出ると、雨は止んでいた。
家へ帰ってすぐ、ツアーグッズを申し込んだ。Tシャツとビニールバッグとタオル。
次のツアーのときにはTシャツを着ていこう。
こんな感情はいつ以来だろう。何年先までも、ずっと見届けていたい。そう思えるバンドに出会えた夜だった。
そして自分はやっぱりチバなしでは生きられない人間なんだってことを、実感した夜でもあった。
The Birthday
"Rollers Romantics Tour '06" at SHIBUYA-AX(2006/11/15)
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- Lock On
- LAZY SUBMARINE
- LOVERS
- シャチ
- stupid
- FUGITIVE
- JOIN
- さびしがり屋のブラッディーマネー
- THIRD IMPACT
- 春雷
- 新曲
- KIKI The Pixy
- 焦燥のバラッド
- 新曲
- MEXICO EAGLE MUSTARD
- Nude Rider
- ハレルヤ
Encore1.
- NIGHT LINE
- King Motor Haus
Encore2.
- Sheryl
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